【封印映像22 心霊スポット探訪】
22作目ともなると、安定なのか、マンネリなのか、なんとも言えない感じになってきたシリーズ。
『ドライブレコーダー』
タクシーの防犯カメラ映像。深夜2時半に乗り込んだ乗客に奇妙な現象が起こり始める・・・
公式より。
てっきり事故を起こしたタクシーのドライブレコーダーに映った原因が霊だったという話かと思ったら、後部座席の客に悲劇が起こるパターン。
ふたりの男性客が乗ってきて、しばらくすると、首の辺りに手をやって、苦しそうにし始めます。
運転手が何度も救急車を呼ぶか尋ねるんですが、そう思うなら病院に向かうか聞いた方がいいんじゃないかという状況。
一緒に乗ってきた男性が何かに気づいたような感じで逃げ出し、運転手も逃げ出すと、残った男性は死亡。
口からエクトプラズムのようなものを吐き出します。
タクシーに何かがあったわけではなく、ふたりの乗客はとある取材をした帰りで、その取材が原因だったのではということらしい。
原因究明はともかく、意外と面白かったです。
『石子詰』
高校卒業記念で未来の自分に宛てたビデオメッセージ。タイムカプセルを埋める場所を探していると、拳ほどの血痕が付いた石を見つけるが・・・
公式より。
タイムカプセルを埋めにいった裏山に血の付いた石があり、急いで帰ろうとするふたりの女性たちの方へと石が飛んでくる。
血の付いた石を見て、死体が埋まっていたりしてと気味悪がっていたのに、石が飛んできた方を見てくると言い出すチャレンジャーな友人。
下手すれば、殺人犯が待ち構えているかもしれないのに、不用心です。
案の上、先行した友人を追いかけた投稿者でしたが、やっぱり友人が倒れています。
その後、投稿者も襲われるんですが、カメラを落とすものの、なんとか逃げ切ったとのこと。
しかし、人を連れて戻ってくると、友人の姿はなく、カメラには霊たちの姿がという展開。
タイトルの『石子詰』というのは刑の一種で、罪人等を首まで生きたまま埋めて、周りに石を詰め込んでいって圧殺するというもの。場合によっては、石を投げつけることも。
ちなみに実際に行われた刑罰。
なんで霊たちが襲ってきたのかはわかりませんが、目の当たりにしたら、結構怖いと思う。
『はなればなれ』
小さな地域のお祭りの様子が撮影された映像。活気づく会場に御神輿の後ろの隙間から不可解なものが映り込んでいた―!
公式より。
祭の風景に子供の霊が映るというもの。
数年前に神輿の事故で亡くなった子らしい。
怖いと言うより、ノスタルジックな感じ。箸休めな感じとしては悪くない。
でもこれ、封印映像?
『歪んだ女』
友達同士がはしゃぎ合う新年会の様子が記録されている映像。酔った勢いで花火を楽しむ2人。その背後にいるはずのない何かが映り込む―
公式より。
新年会と言うか、ただの宅飲みじゃないのかと思うんですが、酔った勢いで花火をしに行くことに。
友人が何か聞こえたようなことを言い出すものの、投稿者は気づかなかったので花火続行。
しばらくすると、友人の背後に顔の歪んだ女性の姿が浮かぶというもの。
花火をしに行った場所が殺人事件のあった場所で、そこで殴り殺された女性の霊ということらしい。
よく聞き取れなかったのでわからないのですが、いつもの音響系の専門家によると、2ヶ所、謎の音がはいっているとのこと。
正直、他の話の映像が比較的頑張っていたので、相対的に数段落ちる感じがします。
そのせいもあって、音響の専門家を見て、またお前かという印象が強かったですね。
『心霊スポット探訪』
投稿者が自ら撮った映像。薄暗く不鮮明に廃墟を映しているが、やがて撮影者は何かの気配を感じる・・・
公式より。
友人と一緒に心霊スポットの廃墟へと行った投稿者。なかなかボロボロな廃墟ですが、何故か昼間に探訪。
特に探索中に襲われるということもないまま、時間だけが過ぎていき、浴場だったと思われる場所にたどりつきます。
しばらく散策していると、友人のカメラの調子が悪くなり、白い手のようなものが映るんですが、友人は気づいてない様子。
逆に投稿者の方がおかしな様子で帰りたがるんですが、実は投稿者の方が異変に気づいていたという話。
後日、スタッフが投稿者と一緒に友人に取材を申し込みに行くんですが、明らかに様子がおかしくなっていて、何かに見つかることを異常に恐れています。
そこでもひとネタあるんですが、ちょっとわかりづらかったですね。
ただ、廃墟でのシーンは個人的に好きでした。
オススメ度
全体的には頑張っているので、
夏休みにちょっと見るには良いかも
しれません。
とはいえ、封印するほどの映像ではなくなってきているので、映像技術だけでなく、もう少しゾッとするものを収録して欲しいところです。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(どれが追跡調査になってもおかしくない作り。)
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