【The Caregiver|終焉介護】

【The Caregiver|終焉介護】攻略

本作はエンディング分岐はありません。

直海がメモに従い、行動した結果、儀式にかけられていた宗一への呪いが解け、状況をせて名される。

宗一の亡くなった妻春織を利用し、自分自身を完成させようとしていた烏天狗。

烏天狗はいまだ宗一を狙っているが、仏壇にある春織の骨壺を外に持ち出せば、烏天狗は去るという。

仏壇に向かう途中、春織の宗一に会いたかっただけなのにというメッセージが聴こえるが、自らの首に包丁を突き立てている姿が。

仏壇から骨壺を取り出すと、烏天狗が現われ、直海は空間のつながりがおかしくなっている家から逃げ出します。

そして、振り返ることなく、寺に行き、お坊さんにお骨のお祓いを頼むと、何かを察したのか、直海ともどもお祓いをしてくれた。

いつの間にか烏天狗の姿はなく、直海は宗一の介護を続けることに。

後日、直海は宗一とともに春織の墓参りに行くことにするのだが、手を合わせる直海の背後で車いすに座る宗一の背中に烏天狗のような黒い翼が現われる。

烏天狗らしきモノローグで、直海が家に足を踏み入れた時点で、すでに宗一はいなかったということが伝えられる。

ストーリーは宗一の家族に呼ばれ、家に向かったヘルパーの咲千江で始まります。

しかし家には家族がおらず、咲千江はとりあえず宗一の介護をはじめることに。

ゲームの進行中に時計の時間を合わせるヒントとして判明するのですが、家族はこの時点で殺されていました。

介護を続けるうち、咲千江は2階で何かをしている赤い服の人物を見るのですが、それ以来精神に異常をきたしてしまいます。

後でわかるのですが、どうやらこの人物は宗一の妻である春織で、カラスを使って何か儀式めいたことをしていたらしい。

後々地下で見ることになるカラスの死骸と思われます。

ちなみに春織はすでになくなっているので、いるはずがありません。

傘を被った謎の人物は、人によっては見ることなく終わってしまうのですが、クライマックスの脱出中に追いかけてくる烏天狗が同様の傘を被っているので、烏天狗だと思われます。

視点が施設で寝ていた後輩の直海に変わり、直海視点のストーリーに。

様子がおかしい咲千江の家を訪れるのですが、もう関わりたくないと直海を追い出した後、なぜか飛び降りて死んでしまう。

どうやら何かを見て、それから逃げようとして飛び降りてしまったようです。

その後、直海が宗一の介護をすることになるんですが、向かう途中で猫野寺のお坊さんに出会います。

別れ際にそのうち来ることになると言っていることから、エンディングのストーリーに出てくる寺のお坊さんというのはこの人物だと思われます。

これが伏線だとすると、烏天狗は堕落した僧という説もあるので、直海はお祓いしてくれたと思っていますが、実は違うのかもしれません。

地下で行われていた儀式は、宗一の肉体に烏天狗の精神を移すことで実体を得ようというのが目的。

死者と会話ができる烏天狗は、そのために宗一の亡くなった妻の春織のもう一度宗一に会いたいという気持ちを利用。

強制的に春織を実体化して、儀式を行わせる。

しかし、その行動は不可解で、血まみれのメモに書かれた家族の死因と時計の時刻合わせのミッションの最中、殺意の塊のように直海に襲い掛かります。

本作中、数少ないアクションシーンですが、難易度が異常に高いです。

しかし、ミッションをクリアして、短剣という名の三鈷杵で宗一の呪いを解き、骨壺をとりに向かう途中で自害していた春織の「会いたかっただけなのに…ごめんね」というメッセージからは別の意味を感じます。

血まみれのメモは呪いをなんとかする方法ではなく、実は儀式の続きだったのではないでしょうか。

そのため、春織は宗一の肉体を乗っ取ろうとする烏天狗の企みを防ごうと、直海を襲っていたのかもしれません。

しかし、三鈷杵を突き立てられたことで、自分にはもう防ぐ手段がないと悟り、自害したように思えます。

エンディングの酷薄無残という言葉から考えると、残酷でむごたらしい様になるので、助けたつもりで実は逆だったという残酷な結末なんでしょうね。

呪いを解いて正常になったと思われた宗一の言動も、エンディングの烏天狗の言葉で否定されているので、骨壺を持ち出して欲しいというのも烏天狗の狙いだったと思われます。

結局のところ、直海が家を訪れた際にはすでに宗一の魂はそこになく、4人の家族は殺されていて、烏天狗にそそのかされた春織が儀式を進めている状況。

そして、直海は宗一を助けたつもりで、烏天狗が宗一の身体を乗っ取り、完成するのに協力してしまったということなのかなと。