【トリハダ2 NECK(TV版)】

トリハダ ドラマレビュー
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【トリハダ2 NECK(TV版)】

【トリハダ】シリーズ唯一のオムニバスではない作品。他の作品とほぼ同じ尺で1話なので、長編ということになるのかも。

ストーリーは木に吊られて死んでいるらしい女子高生から始まります。

意識を取り戻した佐津川愛美演じる女子高生が、男の声とやりとりをして、手のロープをほどき、目隠しされていたテープを剥がすと、驚きの状況に。

赤い服の女の洞口依子、ダークグリーンの服を来た音尾琢真、Tシャツ姿の金井勇太に佐津川愛美を合わせた4人が首にロープをかけられ、足元はパイプ椅子の下に一斗缶という状況。

どうやら金井はまだ気を失っている様子。ちなみに役者名なのは、初めの時点では名前がわからないためです。

下手に動けば首吊りになって死亡するような状況ですが、首のロープには鍵がついていて、それを外せれば自由には動けるらしい。

目を覚ました金井は状況にキレるんですが、監視カメラらしきものはあるものの、こういうソリッドシチュエーションでよくある指示は一切なし。

やがて、洞口がポケットからメモを取り出し、番号を読み上げると、それが佐津川の番号で、彼女だけ自由に動けるように。

それぞれが隣の人物の鍵の番号を持っていることがわかるんですが、何故か助かろうとしない洞口は、金井の番号を読まないようにと言い出します。

わけがわからない金井はキレるんですが、どうやら洞口は金井のことを知っていて、因縁がある様子。

困惑する3人に洞口は事情を語り出すという流れ。

洞口依子って、こんなに劣化したのかと思ったら、子宮と卵巣を摘出するような大病を患っていたんですね。

ちょうど、『子宮会議』を出版した頃だったみたいで、ヌードのイメージが強かったんですが、かなり痩せてます。

で、主人公的なポジションの

佐津川愛美の言動や雰囲気が初めからおかしい

ので、何をしても驚かないんですよね。

なんか黒いというか、羊の皮を被った狼にしか見えないというか、そんな雰囲気。

根本的に生き残るための駆け引きというより、佐津川愛美のやりたい放題のシチュエーションでしかないので、先が見えてしまうし。

それでも小出しにされる情報で真相が微妙に変わっていくのと、1時間程度しかないことも手伝って、意外と楽しめます。

【トリハダ】シリーズだけあって、後味悪いですけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(予定調和としての面白さというのも、たまにはいいんじゃないかと。)

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