【トリハダ6(TV版)】
第一話『計画された別れの演出と戦慄』
別れ話をしているらしい弓削智久と松岡恵望子。
別に好きな人が出来たのかを尋ねる松岡に、そんなんじゃないと否定する弓削ですが、当然ながら別に好きな女性が出来たため。
荷物をまとめ終えた松岡は、明日が弓削の誕生日だからとパソコンが入っているという大きな箱を置いていく。
まあ、多分想像通りなので、ネタバレと言われる余地すらないんですが。
というか、むしろその箱いつから部屋にあったのかの方が気になります。
こういう女性のおかしさって本性だったのか、後天的なものなのかによって、怖さが違う気がします。
第二話『日常に潜む不条理の確率』
コインロッカーを使おうと開けた足立梨花は、別のロッカーの鍵を見つける。
その番号のロッカーを開けると、今度は500万と別のロッカーの鍵が。
そうやって次々とロッカーを開けていくと……という展開。
【トリハダ】ではちょくちょくあるパターンの指示に従っていくと、最後に恐怖がというタイプ。
足立が意外な行動に出るのが面白い反面、人によっては意味がわかりにくいラストなのが難点。
普通にわかると思うんですが、意外とわからないという人が多いみたいです。
第三話『保身に必要な最低限の代償』
再放送、DVDではカットされている話。
カットされているのでネタバレしますが、使えないと言われている野嵜好美が、上司が大事にしていた芸能人とのツーショット写真をシュレッダーしてしまう。
その保身のために自分の指をシュレッダーにかけるという話。
【トリハダ5】の第四話 「配達される不快な要因と結論」と違い、カットされる理由が想像すら出来ないんですが、シュレッダーに指を突っ込むとかがまずいんですかね。
シュレッダーに手を巻き込んで2010年辺りだと、まだシュレッダーに手を巻き込まれる事件とかあったし、それへの配慮なのかも。
第四話『持たざる者の恐怖と狂気』
【トリハダ5】の第三話「思考の外にある残酷の記録」では、チャットを申し込んでは無言で切る気持ち悪い男を演じた地曵豪がサラリーマン役で登場。
横柄な態度でタクシーの運転手の辻修に田町に行くように告げ、その後もシートベルトの着用に文句を言ったりとマナーが悪い感じ。
やがて、地曵はタクシーが田町とは違う方向へと向かっていることに気づくのだが……という話。
怖いと言えば、怖いんですが、どちらかというと胸がスッとする話のような気がします。
第五話『天使の中にある恐るべき残酷』
母親の阿部智江子とともに遊園地を楽しんでいる佐藤涼平。クマの着ぐるみに風船をもらって喜んでいると、ふたりの子供がクマに乱暴をふるい始める。
阿部がカメラで涼平を追っていると、息子は何かを探しているような様子。
カメラからはずれた一瞬の間にクマと子供たちは、忽然と姿を消していた。
しばらくして、クマが戻ってくるのだが……。
これもクマが戻ってからの展開をどう捉えるかにもよるんですが、怖い話というよりも、胸のすく話ではないでしょうか。
個人的には夢の国ディズニーランドでプルートが勘違いで人を殴られて、着ぐるみの中のスタッフに謝罪を求めたら、プルートがした事は謝るが、中の人などいないと言い張った話を思い出します。
第六話『無欲で得た悲劇の主人公の座』
ネットの掲示板を見ていたら、「人を殺してしまいました」というスレッドを見つけた平方元基。内容は死体の処理に困っているので、処理方法を教えて欲しいというもの。
冗談で細かく裁断してみるようにアドバイスすると、返信が来るように。そんなやりとりが続いたため、スレッドが荒れていくんですが、信じてもらえないので証拠を置くという書き込みが。
気になった平方が近所ということもあり、行ってみると実際に黒いバックが置いてあるのだった。
実際にあれば怖いとは思うんですが、色々と納得しづらい部分があり、モヤモヤします。
特にラストのオチは面白いですが、そうすると、黒いバックを置いたのと、スレッドを立てたのは別人ということになりそうな気がするし。
ちなみに真相がわかる動画が流れる直前、左下に
第五話『天使の中にある恐るべき残酷』のクマがサムネになっている動画が映ってたり
します。
今回のサイドストーリーは、また部屋の中の様子が変わっていて、調べるのにビデオを撮るというもの。
相変わらず谷村美月が主演で話が進みますが、オチが秀逸。
ベタだと思っていると、意外と想像出来ません。
ただ、オチがわかった後、疑問が湧いてしまうんですよね。
テレビ版の最後と考えたら、ちょっと盛り返して面白かったように思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(振り返ると、何故【トリハダ2 NECK】だけ長編にしてしまったのかが謎。)
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