【悪魔のいけにえ/テキサス・チェーンソー】シリーズ

1957年にウィスコンシン州プレインフィールドで実際に発生した『エド・ゲイン』による猟奇殺人事件をモデルにしたと言われている作品。

ただし、監督はモデルにした覚えがないものの、後付した真実の物語という演出に『エド・ゲイン』の事件がモデルになったという説がヒットにつながったことが否めたいためか、否定はされていない。

もっとも、思いついたと思っていたことが無意識に見聞きしていたという可能性もあるので、同時期に発表してしまうと否定は難しいんでしょう。

映画では人皮で作ったマスクを被った『レザーフェイス』とその家族たちが描かれています。

本来なら同情する余地のある『レザーフェイス』の人生ですが、あまりにも虐殺振りや異常性が強過ぎて、同情の余地が一切ないという仕上がりに。

予算を抑えるため、通常より一回り小さいフィルムを拡大しているため、画像が粗いのが雰囲気を高めているんですが、芸術性の高さが認められ、ニューヨーク近代美術館に永久保存されているんだとか。

オリジナルシリーズは第4作の【悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス】が最後で、5作目は資金の問題でお蔵入り。マイケル・ベイがリメイクしたことで再び話題に。

しかし、2012年になって、3D化した新作が公開され、批評家の酷評にもかかわらず、オープニング興業収入でトップを飾りました。

リメイクかと思ったら、新作だったという【悪魔のいけにえ】シリーズ最新作。

74年の大虐殺から数十年後、会ったこともない祖母から相続して欲しいと言われて、友人4人と向かったその屋敷で襲われる恐怖。