【ウーマン・イン・ブラック2 死の天使】
第2次世界大戦下、ロンドンのある学校の生徒と教師たちは戦火を逃れイギリスの田舎町に疎開する。
一行がたどり着いたのは、かつて数々の惨劇があったいまわしい過去を持つ、陰鬱(うつ)な雰囲気に覆われた「イールマーシュの館」。
彼らが館に潜む邪悪な魂を呼び覚ましてしまったことから、黒衣の女が引き起こす惨劇に巻き込まれ……。
シネマトゥデイより。
前作【ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館】の舞台となった屋敷に、孤児たちを連れて疎開してきた女性イブと、両親を失って失語症となった少年がメイン。
他にもいじめっ子や、面倒見がいいせいで巻き込まれそうな女の子、真面目なんだろうけど自分の理解が及ばないことにはヒス気味の女性、部下を失って自分だけ生き残ったパイロットなんかもいますが、たいして重要ではありません。
パイロットは一応イブと良い感じの仲にはなりますけどね。
結論から言うと、前作同様
良い雰囲気ではあるものの、それほど怖くない。
前作のレビューを書いた後、どこが【リング】っぽいのかと思って調べたら、呪いを解こうとする流れが【リング】っぽいという感想が多かったんですが、本作は輪をかけて【リング】っぽい。
ただ、ジェネットの目的がわからず、生前の彼女が精神的に病んでたと提示されてしまうと、もう推測のしようもありません。
そんな状況でジェネットを見たら死ぬしかないと言われたら力技しか残ってないし、本作に至っては掘り出す死体もないので、当然右往左往しながらジェネットについて調べるくらいしかできないんですよね。
子供たちが死んでいくとはいえ、単に調べものして、幻覚見る程度では怖がれと言われても難しい。
しかも、本作は第2次世界大戦下という状況も手伝っているのか、画面が暗く、何が映ってるのかわからないシーンが少なくないし。
前作みたいに青みがかった暗さなら見えたと思うんですけどね。
正直、どこかで見たものの寄せ集めという印象を拭いきれない作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(もうちょっとわかりやすく、見づらいレベルの暗いシーンが少なかったら印象も違っていそうですが。)
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