競技場近くの駐車場で誘拐された男が、ウェブサイト「Kill with me」上で公開殺害された。画面上に掲示されるアクセス数のカウントとともに薬物が増量され、じわじわと死に至る状況を刻一刻と中継するという残忍な犯行だった。FBIネット犯罪捜査官のジェニファー(ダイアン・レイン)が捜査を開始するも、第二の犯行が実行され……。
シネマトゥデイより。
現在の日本なら余裕でありそうなシチュエーションが怖い。
【運命のボタン】なんかもそうですが、自分がやったことがわからなくって、直接自分に影響がなければ、他人が死ぬとわかっていても利己的な行動をとるという現実。性善説なんてどこ吹く風です。
実際問題として、この映画のようなことが現実にあったとして、現代の日本人は大抵「酷い」とか言いながらもそのサイトを見る人の方が多いでしょう。
しかも、日本の場合はさらに性質が悪く、特に東京等では隣人の顔も知らない無関心振り。
もし、隣人が隣の部屋で殺されようとしていたとしても、気づかなそうです。
むしろ、「見たら見知らぬ誰かが殺される」と書いてあったら、人の死ぬ様を見てみたくて見てしまう勢いです。
昔、カメラマンの香田さんが処刑された動画にアクセスが殺到したことからも伺いしれますね。
見てみたら家族とか知人とかということがあれば、後悔くらいはするんでしょうけど。
まさに
無関心は人を殺す
という映画でした。
展開もそれなりにスピーディーで面白いんですが、犯人がスーパーハッカー過ぎるのがちょっとリアルさ薄くしてます。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(ダイアン・レインがなつかしい)
↑予告編
コメント
これって設定が
フィアードットコムみたいですねw
ノーチェックでした♪
流石ですね
>Horrormenさん
いや、フィアー・ドット・コムとは違います。
Aという人がいて、みんながサイトを見ると
Aが死ぬという状況なので。見てる側は
本当に見てるだけなので、自分たちが本当に
Aを殺しているという自覚がないんです。
サイトを見ても自分が死ぬことないし。