【タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら】
とても仲がいい中年男のタッカー(アラン・テュディック)とデイル(タイラー・ラビーン)は、手に入れたばかりの別荘で休暇を過ごすため森へやって来る。
しかし、同じころに近所にキャンプに来た大学生グループから、森の奥深くに住む殺人鬼と勘違いされてしまう。
さらに、二人が川でおぼれかけていた女子大生を救出したことが誤解を招き、思いもよらぬ事態へと発展していく。
シネマトゥデイより。
勘違いから殺人鬼と思い込まれるふたりの中年を描いたホラーコメディ。
気は優しいけど、コミュ力がないデブのデイルは、都会から来た大学生たちに声をかけるようにタッカーに煽られる。
しかし、デイルはコミュ力がないので緊張しまくりで、ふたりを怪しいと思っていた大学生たちに逃げられてしまう。
そんなことがありながらも二人は手に入れた夢の別荘に向かうが、保安官の話では危険な土地という話で、見ている側は嫌な予感しかしません。
夜中、リーダーっぽい嫌な感じの学生による怖い話で変な空気になった学生たちは泳ぎに行くんですが、そのうちのひとりアリソンがタッカーたちに驚いて落下、溺れてしまいます。
助けに行くと、さっきの話のせいか、学生たちはタッカーとデイルを人食い殺人鬼だと思い込み、トラブルスタート!
始めはアリソンを置いて警察に行けないと自分たちで助けに行こうとするんですが、裏目裏目に出て、学生たちは自滅していきます。
しかし、何故かそれらもデイルたちのせいに。
次々と犠牲になっていく学生たち。
学生たちにしてみれば、仲間たちがデイルたちに殺されていくと思っているので怖いんでしょうが、よく考えると逆な気がします。
デイルたちにしてみれば、友人を介抱してあげただけなのに、脅されるは、襲いかかられるはした上で、
次々目の前で自殺していく
わけだから、そっちの方が理解不能な怖さがある気がします。
例えたら、自分たちは何もしていないのに、相手が勝手に【ファイナル・デスティネーション】的に死んでいって、自分たちの状況を悪くしていくのだからたまりません。
ホラーの定番として、バカな学生たちが自業自得で殺されていくというのはよくありますが、自滅で死んでいくという展開は斬新でした。
さすがにウッドチッパーに突入するシーンは、ツッコミどころですけどね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(コメディに必要以上のグロはない方がいいと思う)
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