幼い頃に失明したマンは、20歳になってようやく角膜手術を受け視力を回復させた。彼女は退院後も心理療法士ワ・ローのもとに通い、徐々に視界の開けた生活に慣れていく。だが、マンはその頃から不可解な出来事や人物に遭遇すようになる。ある時、ちょうどその時間手術中のはずの少女が、マンの前に現われる。マンは直感的に彼女の死を察知する。そしてマンは、自分が他の人には見えない死者の姿も見てしまうことを確信し、恐怖で苦悩するようになる。やがてマンはワの助けを借りながら少しずつ落ち着きを取り戻していくのだったが…。
allcinema ONLINEより。
恐怖映画と思われがちですが、あまり怖く感じない作品でした。
出来が悪いとかではなく、普通の人には見えないものが見えているというだけで、霊は危害を与えようとしてきません。
ところどころ、にじり寄ってきたりとか、突然向かってくるとかありますが、それらは霊じゃなくても嫌だろうというものなのでちょっと違う。
ただ、怖がっている人たちは、その映像が怖いと感じるんでしょうね。
個人的にはラーメン屋で肉を舐めてる奥さんのシーンは気持ち悪いけど、やっぱり恐怖とは違うんですよね。
また、そういった怖がらせようという作品ではないので、ちょっと悲しさを感じるシーンもあったり。
それにしても、こういった作品の何が怖いって
健常者の常識が通じない
こと。
たとえば、明らかに変な場所に誰かが立っていても、他の人がおかしいと思っている様子がなければ、普通のことなのかと思ってしまう。
単に見えてないだけなんですが、まさか見えてないとは思わないですからね。別にそういうのは視力に限らず、何にでも言えるので怖いです。
日常化しているため、現地では気にされなくなっているけど、道端にあるのが本当の人骨だったりとか。
ちなみにこの映画、5,6ヶ所に仕込みの霊が隠されているとのこと。何度かチェックして探してみては? 有名な電車内のシーンも仕込みです。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(基本的に悲しいホラーだと思う)
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