【ザ・ケイヴ2】
課外授業で洞窟を訪れた高校生と教師。
暗闇に響く悲鳴の直後、何者かにのどを切り裂かれた教師の死体が…。
メキシコ系アメリカ人のマリアは、地理の課外授業で地理教師や同級生6人らと共に砂漠にある洞窟に来ていた。
幼い頃のトラウマから極端に暗闇を恐れるマリア。
サンプルを集めながら暗闇を進むが、一人の生徒がグループからはぐれてしまい…。
「Oricon」データベースより抜粋。
前作【ザ・ケイヴ】とはまったく関係がありません。
でも、不思議と展開は似た感じ。
砂漠の真っただ中にある洞窟に調査に来た一行。
しかし、教師が質問があるか生徒たちに尋ねると、いつの間にかひとり足ないとか言い出します。
さっさと言えよという話です。
教師が探しに行くと、それぞれ思い思いに勝手なことをし始めるんですが、しばらくすると悲鳴が聞こえます。
悲鳴の方へ行くと教師死亡。壁際で姿を消していた不良が膝を抱えて座り込んでいます。
状況を説明させると、翼の生えた大きな犬にやられたと言い出したため、変な空気に。
しかし、課題もほったらかしでエロいことに励んでいた男子生徒が血まみれでやってきて、彼女がやられたとのこと。
残った生徒たちは逃げることにしますが、教師が死んでしまったため、帰り道がわからないらしい。
こういう状況で思うんですが、よほど入り組んだ地形とか、前作のように入ってきたところを閉じられるとかしなければ、来た道を戻るだけなんだから、そうそう道がわからないとかないと思うんですけどね。
道の無い山の中とか、海のど真ん中とか、砂漠とかならわからなくなるっていうのも理解出来るんですけどね。
しかも、実は洞窟に来ていることを学校にも申告しておらず、助けも来ないことが発覚。
なんとか携帯で連絡をとろうとするんですが、砂漠の真ん中にある洞窟なので、どう考えたって通話なんて出来るはずもありません。
衛星電話ならつながるかもしれませんが。
そんな事をしている間にもひとり、またひとりと死んでいくんですが、
前作【ザ・ケイヴ】が可愛く思えるくらいの馬鹿さ加減。
いや、つながりないんですけどね。
なにしろ、蛇に噛まれて死んだり、石につまずいて頭を打って死んだり、死にはしないけど、自分に麻酔銃撃ったりですよ。
しかも、それ全部教師以外の男子のやらかしっていう。
ここまで来ると、サバイバルホラーというより、サバイバルコメディです。それも面白くない。
また、本作では襲ってくるのが翼の生えた大きな犬で、チュパカブラということになっています。
UMAに詳しい人だと全身毛むくじゃらのグレイのようなイメージを持っている人も少なくないと思いますが、本作では最近主流の毛のない大犬を選んだようです。
翼は残してましたけど。
情報的には提示されていたので想像は出来ましたけど、こういうモンスターホラーはラストまでに化物の全身を見せてなんぼだと思うんですけどね。
くだらないなあと思いながらダラダラ見る分にはいいかもしれない作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★
(前作よりは全然いいけど、やっぱりラストは後味悪いです。)
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