【ザ・ボーイ~人形少年の館~】

スポンサーリンク

過去に別れを告げるべく新天地にやってきたグレタ(ローレン・コーハン)は、老夫婦と一緒に生活している8歳の少年の世話係のアルバイトをすることになる。

ところが紹介されたのは子供の人形で、夫妻はブラームスと呼んでかわいがっていた。

さらに人形の世話には、決して破ってはならない10のルールがあったが、グレタは老夫婦が旅行に出掛けた後、そのルールを無視してしまい……。

シネマトゥデイより。

人気のゾンビドラマ【ウォーキング・デッド】にマギー役で出演しているローレン・コーハン主演。

【ウォーキング・デッド】は生きている世界が荒廃しているのでわかりづらいですが、プライベート画像なんかを見ると、かなりセクシーになっていってます。

そんな彼女がアメリカから遠いイギリスで募集していた8歳の少年ブラームスの子守に応募。

採用されたのは良いものの、ブラームスの正体はなんと人形。いかにもな気味悪い人形じゃないのが余計に不気味。

わけのわからないルールを伝えると、老夫婦は旅行に行ってしまいます。

給料は日用品等を納品に来る若者マルコムからもらう手はずになっているとのこと。

グレタは人形の子守というおかしな生活を始めるというストーリー。

てっきり【グレムリン】のように、ルールを破ったことで恐怖体験をするという作品だと思ってましたが、全然違いました。

そもそも破ってはいけないルールが10あるんですが、あまりにも意味不明。

『客人を招いてはいけない』、『少年の顔を覆ってはいけない』、『食事は冷蔵庫で保管せよ』、『毎朝7時に起こすこと』、『平日は3時間勉強を教えること』、『音楽を大音量でかけること』、『少年を独りにしてはいけない』、『庭のネズミ取りを掃除すること』、『必ず少年に食事を与えること』、『おやすみのキスをすること』というのが10のルール。

窓も密閉されていて、概ね人形を守るためのルールに見えます。

でも、よく読み取ると、違和感を感じるんですよね。

老夫婦が旅行に行っている間、実行したのか、してないのかわからないものだらけだし。

『食事は冷蔵庫で保管せよ』というのは、食事を捨ててはいけないという意味なんですが、『必ず少年に食事を与えること』で人形が実際に食べるわけではないので、それらの食べ残しを捨てずに冷蔵庫に入れるルール。

しかも、それをマルコムが捨てるのは問題ないし、何かが起こるわけでもない。

その上、ブラームスの誕生日に仲の良かった女の子が殺されていて、容疑者だったブラームス自身も火事で死んだらしい。

そんな状況で、グレタはルールを破りまくり。気味悪いと言って布を被せるし、料理も捨てます。

でも、起こるのは見てない隙に動くくらい。電話をかけてきたりはするんですけどね。

実はグレタがわざわざイギリスまで来たのは、妊娠した子供を亡くし、その原因の男から逃げてきてためなんですが、そのせいかブラームスに感情移入し始めます。

自分がマルコム視点でグレタを見たら、正直

グレタも頭がおかしい女

にしか見えません。

その後、別れた男コールがやってきて、話が急展開するんですが、人形絡みの話よりストーカー化した男がアメリカからイギリスまで追いかけてくるという現実の方が恐怖です。

序盤はすごくうさん臭くて映像的にも不安な感じなので期待をそそるんですが、肩透かしレベルな展開で残念でした。

最後まで観ても、設定や状況が穴だらけなせいで納得できず、導入の期待でハードルが上がってしまう分、低い評価な人たちも多そうです。

オチもその後のことを考えると、意味がないし。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(いろいろとかみ合ってなくて気持ち悪いのがもったいない。)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村


【Amazon.co.jp限定】ザ・ボーイ~人形少年の館~(オリジナル2L型ブロマイド) [Blu-ray]

レビュー
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました