【サマー・オブ・84】

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サマー・オブ・84 [Blu-ray]

1984年夏、15歳の少年デイビー(グラハム・バーシャー)は、オレゴン州の小さな町で暮らしていた。

その近くで、子供たちばかり狙われる連続殺人事件が起き、デイビーは向かいに住む警察官マッキーが犯人ではないかと疑う。

デイビーは親友のイーツ、ウッディ、ファラディと一緒に捜査を始める。

シネマトゥデイより。

1984年のオレゴンを舞台にしたサスペンスホラー。

隣の人間が裏で何をしているかわからないという思考を持った少年デイビー。

行方不明になったこどもの一人を向かいに住む警官のマッキーの家付近で見かけていたことで、マッキーが殺人鬼ではないかと疑います。

友人のイーツ、ウッディ、ファラディを巻き込んで、マッキーが殺人鬼である証拠を捜すというストーリー。

2019年にリリースするにしてはチープな印象だったので後回しにしていたんですが、後味が悪いという感想を見て視聴。

結論として、

決して悪くはないし、後味は悪いけど、モヤモヤする。

周囲の人たちは、みんなマッキーは警官だからそんなことするはずがないという反応。

隣に住み、幼いデイビーの面倒を見てくれていた憧れのお姉さんニッキーも叱りつける始末。

完全にデイビーの思い込みだと思われますが、こどもたちが調べてみると、意外に怪しい。

大量の土や薬品を購入していたり、家探ししてみたら行方不明の少年が着ていたものと同じ服が出てきたり。

庭に何かを埋めた跡があるとか怪し過ぎですが、自分の家の前の庭に死体や証拠を埋めるバカはいないと思います。

結局、親にバレたことでマッキーに謝罪にいくハメになり、殺人鬼だと疑っていることがマッキーにも知られるという痛恨のミス。

それでも諦めきれないデイビーは、調査を続行するという展開。

幸せだと思っていた憧れのお姉さんニッキーの家も順風満帆ではなく、ニッキーが家を出ようとしていたり、近所の事情もわからないというのがこの作品の前提らしい。

普段面倒見のいい警官が、裏で何をしているかわからないという恐怖を描いています。

しかも、こどもたちのやることなので、ただの勘違いなのかも判らないため、ミスリードなのかも判断できません。

やがて、犯人が捕まるんですが、捕まえたのがマッキー。

マッキーが速攻捕まえられる犯人を全然捕まえられない警察ってなんなんでしょうね。

その後、真相がわかるんですが、警察が無能過ぎて、後味が悪い結末を迎えます。

真相がわかるまでは残酷な描写がなく、突然のスラッシャー映画への変異は予想外でした。

ただ、トラウマ級の結末としうのは、観た人へのトラウマではなく、デイビーへのトラウマだと思います。

結局、殺人鬼も誰かの隣人というテーマよりも、好奇心は猫を殺すという印象を受ける作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(警察無能過ぎるせいでモヤモヤする)

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レビュー
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