アナの乗っていた深夜バスが何かに激突し、なぜか彼女は自宅のベッドで目を覚ます。人の気配がない街を彷徨ううち、彼女は同じバスに乗っていた男・フレディと出会うが…。
『キネマ旬報社』データベースより。
バスで事故に遭い、目が覚めたら誰もいない世界で、街を彷徨ううちにバスで一緒だったうざい漫画好きの男だけいたという話で、ホラーかパニックものかと思わせて、どっちかというとファンタジー。
人が出てきても相手に自分は見えておらず、自分も相手に干渉出来ない。しかも、人がいる状態での時代は、どうやら自分たちが子供の頃の様子。
幼い自分を見ながら、色々なことを思い出していくふたり。
大抵の人はここまで聞けば、ふたりは既に死んでいて、過去を彷徨っていると思うことでしょう。なにしろ、
本人たちが自分たちは死んでいるのかも
と言い出すくらいですから。ど直球で攻めてきてます。
結局のところ、それを確かめる術もないまま、街が闇に飲み込まれていっているのに気付き、逃げ回ります。
やがて、漫画好きのフレディは、いまの状況が子供の頃に自分が描いた漫画に似ていることに気づき、何とか脱出しようと試みるという展開。
過去に隠された秘密は衝撃的だったんですが、正直ふたりのというか、アナの心の変遷が理解出来ません。
ネットでの評価は意外と高いんですが、個人的にはラストのくだりがなければ悪くないと思うものの、深夜にテレビで流れてるのを観たら面白いタイプな気がします。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(ちなみに1995年の【スモーク】とは関係ありません)
スモーク [DVD]
コメント
これはおもしろそうですねえ~好きな内容です見てみます(^^)
集中して観るよりもまったりと垂れ流して観る感じなんですが、油断すると大事なシーンを見逃して、
巻き戻すという観方になるかもしれません。