【サイレントヒル:リベレーション】
18歳の誕生日を間近に控えたヘザー(アデレイド・クレメンス)には幼少時の記憶がなく、父親(ショーン・ビーン)と共にほうぼうを渡り歩く生活を送っている。
彼女は毎晩サイレントヒルという見知らぬ街で、恐ろしいモンスターたちに追われる悪夢にうなされていた。
そんなある日、突然父親が自分の前からいなくなってしまい、やむを得ずヘザーはサイレントヒルを目指す。
シネマトゥデイより。
前作【サイレントヒル】の続編なんですが、ラストはなかったことになっているので、パラレル続編です。
あらすじだと色々と省略されてますが、ヘザーは相変わらず教団に狙われていて、父親のハリーと居住地を転々としながら逃げ続けている状況。
しかし、探偵と名乗るダグラスが教団に居所を伝えてしまったため、教団に見つかってしまう。
教団の真意を知ったダグラスはヘザーに情報を伝えようとして接触を試みるが殺されてしまいます。
ちなみに探偵と名乗ってますが、『さいれんとひるのうた』のネタばらしでは魚屋呼ばわりです。ゲームでは活躍するキャラクターなんですけどね。
父親のハリーも行方知れずになってしまったヘザーは同日に転校してきて、やたらと構ってくるヴィンセント・スミスとともに『サイレントヒル』を目指すことになります。
前作と比べて、
クリーチャーによる恐怖演出が格段に上がった反面、全体的な怖さは減った
気がします。
パブルヘッド・ナースやマネキン・モンスターは、本当に気持ち悪く仕上がっているんですが、それらのシーンだけに重点が置かれすぎていて、他のシーンが適当な印象。。
なんとなくですが、屋内テーマパークのお化け屋敷で驚かす部分はきっちりしてるのに、非常口の周辺に日常的な空間が見えていて萎えるのに似てるかもしれません。
もっとも、製作費が激減した状態での撮影との噂なので、怖いシーンを絞り込んだということかもしれませんが。全体に薄く広げるか、ポイントを絞るかという選択で。
とはいえ、ストーリーの雑さは気になるものの、全体的な雰囲気や、前述の通り、クリーチャーの気持ち悪さは平均より上なので、前作を観てからであれば、楽しめると思います。
いきなり観ても、アレッサについての説明がないため、展開が理解しづらいでしょう。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(怖さと気持ち悪さだけなら★8でもいいのかも)
コメント
映画を観に行きましたが3Dのを観ることが出来ず2Dのを。モンスターは確かによく出来てましたねえ、3Dで観たら火が燃え上がるシーンなんか迫力があっただろうなと思います。
あんまり3D用って印象がないんですよね。
【バイオハザード4】もそうでしたが、お試し3Dって感じで試行錯誤なのかなって。
後日、感想をアップする予定の【ブラッディ・バレンタイン】の方が絶対これ3D映画だろって思わされましたし。
燃えてる炎は3Dの方が迫力あったかもしれませんね。