ゾンビとの死闘を生き抜いた葵(仲村みう)たち3人は、特殊病院に隔離されていた。被害を食い止めようと立ち上がった葵は、まだゾンビのいるサバイバルランドへ向かう。しかし、そこにいたのは葵の恋人で、ゾンビに傷つけられた勇平(白石隼也)だった。その夜二人は体を重ね、葵は妊娠するが、猛烈な早さでお腹の中の子どもが大きくなっていき……。
シネマトゥデイより。
なにこれ……。映画としてはいわずもがな、アイドル映画としても終わってるし、
色んな意味で破綻してる。
まず、前回箱に隠れていたため、無傷で生き残った葵が『何も持たずに』ゾンビ(正確には再生能力つきツタ人間)を倒しに向かいます。
この時点がすでに何かおかしいです。1のエンディングが夕暮れだったはずで、特殊病院に隔離されている時点で最低でも翌日。にもかかわらず、1の序盤に放置されたスケッチブックがそのままな上、葵の恋人である勇平が探しに来ていて、葵と鉢合わせます。どういう時間進行なのやら。
特殊病院も普通なら異常な姿になっていて、身元はわかるはずの女子高生を隔離しているなら連絡をしそうなものですが、しないところを見ると特殊な機関っぽい。なのに、あっさり葵に脱走されてたり。
他にも、箱に入っていたはずなので葵すら状況を知らないはずなのに、何故か勇平が対抗手段を知っていたり、手裏剣をスカーフに結んだ武器で首を落としたり。もうメチャクチャ。
しまいには刀で一刀両断にしてしまい、緑の液体(元々はこれで感染した)を全身に浴びてみたりしてました。
もっとも、今回のテーマっぽい命の重さ的な象徴の胎児。これが最悪。葵と勇平は恋人同士なんですが、何を考えているのか、この状況で事に及びます。
中村みうってアイドルだよね? いいの? っていうのは置いといてw 24時間も立たずに妊娠します。つわりだけで判断っていうのもアホですが。
常識的に考えて、この異常な状況で、24時間も立たずに妊娠して自分たちの子とか、どれだけ保健体育の授業を受けてないんだかというレベルです。どう考えてもまともな子ではありません。
にも関わらず、母は強し的に1とはまるで違う人格となって戦いまくり。1で頑張ってた子たちが可愛いもんです。
エンディングも工藤坩那(有末麻祐子)以外は予想通り。坩那の2での扱いは、感染してるんだか、してないんだか、よくわかりませんでした。
オススメ度(10段階)……★
(仲村みうファンのための映画にしては、映らないとはいえ、事に及ぶシーンがあるので微妙)
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