その地はヨソ者の幸せを許さない
男女4人の青春時代、最後の夏の思い出が恐怖に変わる―。
バカンスをエンジョイするため隠れスポットとして有名な湖≪ラグーン≫へ向かっていた男女4人。
道中、所用のため車を降りた女性たちを待っていると空から突然、カラスの“糞”がフロントガラスに突き刺さる…。
よく見るとそれはカラスの“糞”ではなく人間の“指”だった!?
不思議に思いながらも、彼女たちが動揺しないように指を隠すことに。
やがて、私有地である巨大なトウモロコシ畑を過ぎるとラグーンを発見。
疲れも吹っ飛び、4人素っ裸で水遊びを楽しんでいた。
しかし、彼らは踏み入れてはならない≪聖域≫に立っていることを知るよしもなかった。
巨大なトウモロコシ畑の農夫は、ヨソ者を恨む復讐鬼として人間を生きたままカカシにする【カカシ職人】だったのだ!?
シネマトゥデイより。
ジーン・ハックマンとアル・パチーノのドラマ映画ではなく、2017年製作のホラー映画。
どうやらGEO先行みたいです。
そして、今回はネタバレ有りです。
というか
ネタバレしても面白さに変化はない
と思います。
海に行く途中、隠れスポットの湖によって遊ぶことにした4人。
メンバーはガタイはいいけどかなりポンコツでやることしか考えてないファーブジー。
アッシュと進展したいけど頼りない感じのイーライ。
ただのビッチというしかないデヴォン。
ヒロインなんだろうけど、特に際立った特徴もなく、イーライと別れようか迷ってるアッシュ。
デヴォン以外は微妙にキャラが立ってない印象。
4人はラグーンと呼ばれる湖に向かうんですが、提案したファーブジーがポンコツな上、周りがとうもろこし畑なので道に迷ってなかなか着きません。
途中でトイレ休憩をした際に車のフロントガラスに落ちてきた人間の指のことなんか忘れてそう。
しかし、そんなことは許さないとばかりに、鳥に近づいたアッシュが人の指らしきものをくわえているのを見てしまいます。
やることしか頭にないファーブジーが虫だと言い張り、自分が空気を壊したくないアッシュも賛同。
本当にポンコツグループです。
結局、男ふたりで捜しにいくことになると、湖は目の前というオチ。
そしてイチャコラして充分フラグを立てた後、ビッチで男にマウントとることしかしないデヴォンが車をここまで持ってこいと言い出す始末。
しょうがなく男ふたりが車をとりにいくと、盗まれたのか、車がありません。
責任のなすりあいで喧嘩を始めていると、女性ふたりがやってきて、何故か女性同士も口喧嘩を始めます。
というか、スルーされていますが、行きにあれだけ時間がかかっているのに帰りは超がつくくらい短時間で車のあった場所に戻ってきています。
どんだけ迷ってたんだか。
なんとか和解して助けを呼びにいくことにするんですが、柵を抜ける際にポンコツファーブジーが何故か怪我をします。
しょうがないので足手まといになったファーブジーは置いて、アッシュが残り、イーライとデヴォンが人を捜しに。
普通の作品ならイーライとアッシュ、ファーブジーとデヴォンになりそうなところ、なんと逆張りです。
で、助けを求めにいったのに、何故かイーライを誘惑するデヴォン。
誘惑に乗ったらアッシュに別れるように言うつもりなのかと思ったら、普通に手を出すという謎展開。
これには案山子職人もオカンムリだったのか、ふたりを襲撃して連れ帰ります。
いたぶるように処置をほどこすと、案山子を立てに。
その頃、アッシュは、ポンコツ改めウンコマンのファーブジーと離れているところで謎のおっさんと遭遇。
助かりたければついてこいと言われ、ついていきます。
そこで案山子職人の息子だった謎の男に真相を聞かされるんですが、要は以前侵入者に酷いことをされたので、復讐として侵入者を生きたまま案山子にしているそうです。
デヴォン案山子を立てたついでにファーブジーを捕獲した案山子職人がイーライの仕上げに。
そのタイミングで不意打ちでもなく、正面切って立ち向かうアッシュ。
返り討ちにあったものの、案山子職人の息子に逃がしてもらうんですが、結局捕まってしまいます。
最初から最後まで展開としてはテンプレですが、ちょくちょく斜め上なことをするので、意外と楽しめました。
処置は口を縫い付け、貼り付けする際に杭を打ち込むくらいなので、それほど激しいゴア演出ではありません。
そう考えるとエロ系の下ネタが苦手な人でなければ、見やすいのかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(もうちょっとハラハラドキドキするような駆け引きがあったら、もっと楽しめたかも。)
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