ニッキーは叔父から秘伝の書を見せられる。そこには「サンタは悪魔であり、千年前の神との賭けに負け悪事を千年間働かないと約束した」と書いてあった。しかし、約束の期限は目の前に迫っていた。
「キネマ旬報社」データベースより。
サンタクロースが実は悪魔だった系のホラー映画。WWEにも参戦したことがあるプロレスラー、ビル・ゴールドバーグがサンタの格好で大暴れするだけの作品。
出だしから幸せというよりは成金のような臭いがする一家を虐殺。ただし、どう見てもサンタ服を着たワイルドな男であって、本物のサンタクロースとは認識されないであろう風体。
ちなみにソリを曳いているのもトナカイとは呼びようもない謎の生物。バッファローのような体格にハードな恰好をしています。というか、どう見てもバッファローです。しかも、人肉を食らいます。
そんなコンビが1000年のうっぷんを晴らすべく、ヘルタウン中で虐殺を続けます。
元々サタンクロースは、毎年12月25日を『虐殺の日』と名付け、大暴れしていたんですが、神の使いである天使との賭けに敗れ、1000年の間、人々にプレゼントを配らせられていたのでした。
祖父の影響でクリスマスが嫌いなニッキーは、マリーと喧嘩別れした後、祖父の書物でサタンクロースが老人の姿の天使とカーリング勝負で負けたことを知ることになります。
カーリングで負けて言う事聞く悪魔って……。
しかも、バイト先の店長が殺され、臨終の前に会えたことでサタンクロースの実在を知ったニッキーは、警察やマリーに伝えるが当然信じてもらえません。
しかも、警察はくだらない事を言ってる間にサタンクロースに襲撃され、全滅する始末。
無双モードで虐殺しながら、何故かニッキーに迫ってくるかのようなサタンクロース。祖父の研究室兼避難部屋に逃げ込みますが、運悪くやってきた聖歌隊を逃がそうとして見つかってしまいます。
どうやらグリニッジ時間で午後7時になれば、サタンクロースの虐殺は終わるはずということで逃げ回るニッキーとマリー。
なんとか伝説のカーリング場へとたどり着きますが、1000年前からカーリング場があったとは思えません。
ここまでもとんでも展開ですが、ここから先はさらにとんでも展開なので、観て苦笑いしていただきたい。
ぶっちゃけた話、面白くないし、怖くもない。単純に「なんだ、これw」的な笑いを提供するだけのホラーコメディです。
そういうB級を通り越した作品が許せる人だけ、暇つぶしに観るといい映画。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(悪魔じゃなくてもビル・ゴールドバーグが追っかけてきたら、充分怖い)
コメント
こんなサンタは来てほしくないですねえ~コワー トナカイがバッファロー ! ちょっと見たいかも(笑)
テレビとか、無料動画で流れることがあったら見るレベルでも充分な作品です。サタンクロースの無双振りが楽しめる人はお金出して観てもいいとは思いますが。