【PANDEMIC パンデミック】
原因不明のウィルスが蔓延するアメリカ。
感染者の症状は5段階に分かれ、レベル1は治る可能性があるが、レベル5にまで達すると暴徒化し、治す余地なしと診断されていた。
CDC(疾病)センターのドクター、ローレン(レイチェル・ニコルズ)は、崩壊したニューヨークから未感染者を助けるべくロサンゼルスの救助チームへ派遣される。
目的は感染の疑いが無い人間を探し検査すること。検査結果が赤なら保護、黒なら放置。
ローレンを含む314チームは防護服に身を包み、暴徒と化した感染者を倒しながら、未感染者の救出へと向うが――。
公式より。
ウイルスによって人間がクリーチャー化した世界で、どちらがされたかは別として、すでに隔離には成功している様子。
当面の人類の目標は、ウイルスの解明と、感染していない人間の保護にあるらしい。
ローレンは『射撃手』、『案内人』、『運転手』と4人で学校に避難している人々の保護に向かうことに。
ただ、避難には別のチームが向かっていて、半分の避難民を保護した後、何かのトラブルで消息を絶っていた。
チームのミッションはあくまで残った避難民の保護で、連絡が途絶えたチームの捜索は認めないと念を押される。
4人はそれぞれ様々なことを抱えたまま、目的地へと向かうことになります。
人間の世界と感染の可能性がある人間の世界の境界であるトンネルを抜けるだけでも襲撃にあい、とても4人でなんとかなる状況ではないように思えるんですが、トンネルを抜けると意外に平和。
町中に感染しているらしい人々が歩いてますが、トンネルと違い、保護用のバスを襲ってくるとかはありません。
ただ、バスを降りるとやっぱり危険で、罠を仕掛けてきたりもします。
揉めながらもなんとか学校にたどりつくんですが、この世界のどうしようもなさを再確認するハメに。
武装もほとんどなく、自然な流れでPOVにすることが可能なカメラ付きの防護服だけで別の目的地へと向かう展開。
昔、ゲームのセリフでありましたが、そんな装備で大丈夫か? としか言いようがありません。
そもそもの問題として、自分たちの5倍以上の人数を保護しにいくのに、構成メンバー4人のうち、戦闘担当がひとりだけって意味不明です。
『運転手』も男なので戦えますが、運転しながらは無理。むしろ、GPS見るだけの『案内人』っていらないんじゃないですかね。
こっちに行けば、裏道があるみたいな展開もないし。
状況設定は面白いし、自然な流れでPOVになってるのもいい、なんとなくホラーシューティングゲーム、もしくはホラーアクションを彷彿とさせるのも悪くない。
にもかかわらず、つまらない。
どこがつまらないかと言われると難しいところですが、全体的にぬるい感じなせいなんですかね。
避難地域を管理してる人間が悪で、何か企んでいるように思わされますが、人道的かどうかはともかく、当たり前のことをしてるだけだし。
最後にぶち込まれる家族愛もなんだかなあという感じでした。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(最近のTSUTAYA先行とか、TSUTAYA限定ってセンス悪くないですか?)
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