【無邪気な悪魔におもちゃが8つ】
感化院から護送される途中、車が事故に逢い、逃げ出した五人の子供たち。
彼らは、八人の大人がいる雪山の山荘にやってきた。
子供たちは、大人を残虐は方法で殺してゆく。
なぶり殺したり、感電死させたり、風呂場にピラニアを放して食い殺させたりする。
さらに、斧で頭を割ったり、焼き殺したりなど、子供とは思えない手法で、次々大人を血祭りにあげていく。
allcinema ONLINE(一部改変)より。
改変しないと完全にネタばれしてしまっているくらい単に子供たちが大人たちを殺していくだけの映画。
一見、【ザ・チャイルド】を連想させますが、オカルトではありません。
【エスター】のように計算高いわけでもなく、単純に
精神異常な子供たち
なので、やることが雑。
もう登場シーンからしておかしいです。自分たちを乗せている車を暴走させて、結果的に物を撒き散らしながら派手に横転させてくれます。何故か無傷ですけどね。
追いかけてきたおっさんをリンチはともかく、首が吊られるのにどうやって輪っか部分に頭を入れたのか謎だったり、泡だらけのバスタブにピラニア入れてみたりとなんか変。
バスタブにいたっては、結局死因は押さえつけてるための溺死だし。ちなみにピラニアは人間のように大きな相手は出血していたり、ピラニアがパニックにならないと襲いません。
そして洗剤だらけのバスタブではとても活動できません。
それくらい雑。
大体にして、飼いやすい魚とはいえ、雪山のロッジでわざわざピラニア飼ってるおっさん自体不自然ですけどね。絶対に殺し方を先に考えたとしか思えません。
また、全体的にチープな印象なので、最近の映画に慣れている人だと眠くなるかも。ただ、DVD化されたのが最近なだけで、36年も前の作品のため、仕方ない部分です。
それだけ古い作品のせいか、意味のないエロシーンとかあったりするのもご愛嬌。
いまでこそ殺人鬼に殺されてもかえってスッキリするように、セックスや犯罪を犯すシーンがあるのがB級ホラーの常ですが、この作品の場合は大人は悪くないので、ただのエロシーンです。
正直、子供らしく感情的になって仲間割れするような展開を想像していたんですが、そんなこともなく。感想はエマニュエル坊やのような軍人の真似をしている黒人のガキが異常にむかつくというくらいでした。
何がしたいのかわからないストーリーでしたが、元々精神的におかしい子供たちなので、考えたら負けなのかも。
オススメ度(10段階)……★★★
(いま観るからチープだけど、殺し方も全部違うとことか、子供のキャラとか36年も前と考えると斬新)
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