パーティーをしていたあるグループ。気がつくと山の中にいた。パーティーの後の記憶がなく、なぜ自分たちがそこにいるのかもわからず途方にくれる。
なんとかしようと模索するのであったが、ラジオが突然ついたり、次から次へと奇妙なことがおこる。そして、日が暮れるとともに、ゾンビたちが現れ、襲いかかってくる・・・。
なぜ、彼らはゾンビに襲われなければならないのか。なぜゾンビと死闘を繰り広げなければならないのか。そしてゾンビたちの目的とはいったい・・・・
公式より。
ドイツ作品にしてはちょっと珍しい作品。邦画だったら即ネタばれしてもおかしくない内容ですが、西洋の人たちにこういう思想があるのかと驚きました。
内容的には4人の男女と、男性が1人、最近の記憶失った状態で得体の知れない町に迷い込んでいると、ラジオから日が終わると『彼』がやってくると告げられる。
ただ、流れている放送を聞く限りだともう1人、どうやら1人でウロウロしている男の弟がどこかにいるらしいんですが、全然出てきません。途中でやっと出てくるけど。
しかも、6人と言っているものの、気持ち悪い駐車場の管理人がいたり、やたらと忠告してくる謎の女とか出てきます。もっとも、6人一緒になることがないので、登場人物たちは知らないんですけどね。
で、本来の6人は闇と光を選ばないといけないんですが、どうやったら選べるのかとか、一切説明ありません。
また、ラジオ放送では6人に自分たちで光か闇を選ばせろと言っているのですが、後半には完全に化け物たちが襲ってきたり。結構勢い任せです。
中盤以降になると、
大抵の日本人には状況がわかってしまう
ので、あとはどんな殺戮シーンがあるのかというのが見どころに。この辺は思想の違いだと思うので、しょうがない部分かもしれません。
殺戮シーンに関しては、グロさに定評のあるドイツホラーなので、結構グロいです。女性の1人が触手で殺される様や、もう1人の女性が淡々と作業のように解体される様は結構気持ちが悪いです。
ドイツホラーは作り物やCGだとわかっていても、汚さも手伝って、本当に気持ち悪いと思います。
ゾンビ映画というよりは、日本の怪談に近い気がする作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★
(とりあえず、わかりづらい)
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コメント
ドイツでも“ゾンビ”って流行ってるんですね(笑)
でもなんか『~オブザデッド』系の映画多すぎやしませんか??(笑)
他のドイツのグロいだけの映画に比べるとテーマがある分良かったですね。
オラフ・イッテンバッハやアンドレアス・シュナースなどの迷監督の作品をみた後だからとても評価が甘い映画でした。
>しゅんさん
こめんとありがとうございます。
ドイツの場合、ゾンビというか、人体破壊が
多いです。あと、アップから引いていくと、
手前に怪物とか、殺人鬼とかの手法なんか
多いです。
微妙に哲学っぽいのもあるかも。
>がいさぶさん
コメントありがとうございます。
一応話があったことと、西洋にああいう思想が
あることにちょっと驚きました。
正直、無駄に人体破壊して、こんだけやったぞ
的な内容だと思ってました。普通の作品に
比べたら酷いもんですが、何故か甘くなっちゃい
ますよねw