ひと頃は一世を風靡(ふうび)した伝説の怪物たちは、科学が発達した現代ではすっかり日陰の身となっていた。だが、ある日、ヒルサイド共同墓地で世界最強のモンスターを決めるトーナメントが開催されることになる。そのビッグイベントにフランケンシュタイン(ロバート・メイレット)やミイラ男、レディ・ヴァンパイアたちが続々と詰めかけ……。
シネマトゥデイより。
ネットでの評価は惨憺たるものですが、個人的にはスマッシュヒットな作品。いや、
おすすめ度は★1つ
ですが。
はっきり言ってしまえば、90分かけて、怪物のコスプレをした草プロレスを見せられるだけです。
試合もたったの5試合。組み合わせもクリーチャー同志、アンデッド同志、それぞれが階級別で、ヘビー級は何故か勝者同志が戦う形式。
カードはミドル級が『魔女VSサイクロプス』、『レディ・ヴァンパイアVSミイラ』、ヘビー級が『狼男VSスワンプガット』、『ゾンビVSフランケンシュタイン』。
すでにおかしいです。なんで巨人のサイクロプスがミドル級で、ただの人の死体のゾンビがヘビー級なのかと。
ルールも『時間無制限で相手が死ぬまで』ってアンデッドが死ぬまでって、終わらないわ。
実際は破壊されるまでにしかならないだろうけど。
基本、流れは対戦するモンスターの説明が再現映像風に流れて、対戦。終わったら次のカードという具合。
解説と実況がいるんですが、それとは別に謎のナレーションが入ります。てっきり、それが序盤で墓の管理人が言っていた呪われたモノなのかと思ったんですが、関係ありませんでした。
凄いかっこいい声で、「すごいコンボだ」とか、「もう死んだも同然」とか感想っぽいことをつぶやきます。
結局、誰なのかも不明のままなので、単純に格闘ゲームの「パーフェクト」とか「エクセレント」とか表示されるのを意識しただけっぽいです。
本当に凄いくだらないので、そういうのが好きな人以外は観ない方がいいでしょう。
オススメ度(10段階)……★
(レンタルショップではアクションに分類されていますが、ホラーコメディだと思います。)
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