【-less(レス)】
イブの夜、毎年恒例のクリスマスパーティーに出席するため、車を走らせるハリントン一家。
近道である人気のない森へ向かったが、いくら車を走らせても目的地にたどり着かない。
やがて道端に赤ん坊を抱えた白いドレスの女(アンバー・スミス)が現れ……。
シネマトゥデイより。
ホラーかミステリーか悩むところですが、ホラーにしておきます。以前から気にはなっていたんですが、なかなか見つけられなかったため観れなかった作品。
世にも奇妙な物語に近い雰囲気で進み、日本でも語られる怪談をモチーフにしているかのようなストーリー。
欧米の作品にしては、「あいつら死んじまえ!」的な行動をしていた若者たちが殺人鬼に殺されていく展開ではなく、ごく普通に見える家庭と、娘のボーイフレンドが一人ずつ黒い車に連れ去られたと思うと残酷な死体になって現れるという展開。
ただ、聞いて想像していた感じだと、黒い車とすれ違うといきなり一人車からいなくなるという展開だと思っていたため、ちょっと普通に感じる。
オープニングの時点では【悪魔のいけにえ】を彷彿とさせます。
オチも薄々と予想できるものの、ストーリーはともかく、キャラクター的に色々と疑問が残る。
張ってある伏線は回収してあるんですが、登場人物の言動がおかしい。
人が死んでるのに、いなくなった白い服の女は逃げたんだとか言って置いていこうとする父親とか。
いや、普通に考えたら女も一緒に拉致か、女が殺人鬼と思わないか? とか、森の中でグラビアに欲情する弟とか。
もっとも、オチの段階で意味がわからないこともあるので、その辺はなんだかなあって思ってしまいます。
ほとんど道走ってる車の中だし、グロいシーンは家族の演技で表現しているので、低予算で作れそうな作品の割には面白い展開ですけどね。
グロいのは苦手だけど、怖いのを観たい人には楽しめるかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(油断するとネタバレしてしまう危険な作品)
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