【ことりばこ】

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1860年から1880年の間に島根県にある貧農村で秘密裏に作られたと言われる呪いの箱“子取り箱”。現代に蘇ったこの箱にまつわる忌まわしい物語。

(「キネマ旬報社」データベースより。

最近増えてきた都市伝説というか、洒落にならない怖い話を題材にした作品。

あまり期待せずに視聴。やっぱりなんか違う。

元々洒落にならない怖い話として知られている『コトリバコ』という話があって、それは特定地域で使われていた呪い(まじない)の箱で、中身は基本的に血と子供の指が一般的。

その箱を送り付けられた相手は放置してしまうと呪い(のろい)によって、子供や女性等弱い者から死んでいくというもの。

それを回避するためには呪いが薄まるまで各家庭で持ち回りで管理をするという方法をとるしかない。元々の話では語り手の友人が家族に電話して、頑張って儀式をすることになります。

知識がない人にはわかりませんが、

要は蠱毒(こどく)の一種です。

本作では神社に呪われた箱が封印されていて、ぽっちゃり系のペンションオーナーがマムシを引き合いにして、行くなと言っていたにもかかわらず、若者たちが肝試しにいくというお約束な展開。

当然、呪われるわけで若者のひとりが箱を持って帰ったおかげでその呪いが解放されてしまう展開。

コールタールまみれのような人が出てきて女性を襲うんですが、ショックなシーンは全然なし。

ただ、ぽっちゃり系オーナーが若者たちが自分の忠告を聞かずに呪いを解放したことで怒髪天。キャラが変わって若者たちに襲い掛かります。別に呪われたわけじゃありません。

その後、『コトリバコ』の呪いを鎮めるためにオーナーが地域の顔役らしき人たちと相談し、『コトリバコ』を悪用することを考えます。

ショッキングなシーンはその際の子宮摘出シーンくらい。ラストもオチが読めてしまうので何の恐怖もありません。

最近のブロードウェイの作品は、ちょっと小さくまとまり過ぎな気がします。メチャクチャでもいいから、もうちょっと突き抜けた作品をたまには見せて欲しいものです。

投稿系の作品は安定してるんですけどねえ。

オススメ度(10段階)……★
(一番気持ち悪いのはペンションオーナーが狂った後の笑い顔)

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