怪物ランドの王位継承式の日、怪物くん(大野智)は国民から大ブーイングを浴びてしまう。怪物くんは何もかも投げ出し、お供を連れて日本へ。ところが、着いたところは日本ではなく“カレーの王国”。そこで怪物くんたちは権力者ヴィシャール(上川隆也)に頼まれ、反乱軍に捕らえられたピラリ姫(川島海荷)と王子様を救出しに向かうが……。
シネマトゥデイより。
最近、定着化してしまった感のある連続ドラマの映画化。それがいい事か、悪い事かは賛否が分かれるところでしょうが、個人的には連続ドラマで謎のままだったオチを映画に持って来たり、連続ドラマを見ないと意味が分からないということがなければ、別にいいんじゃないかと思います。
そういった意味では、この作品は
連続ドラマを見ていなくても楽しめる
ので、割といい作品ではないかと思います。
正直、ジャニーズのキャラクター系の原作モノはバカにしている感があるので好きじゃないんですが、別にそういう印象も受けず。
大野くんの演技がうっとおしくって、怪物くんって短気だけど、こんな暑苦しいキャラだったかなあと思わないこともないですが、これはこれでアリかなというレベルだし。
ストーリー自体は怪物ランドを放り出した怪物くんが、様々な大切な事を目の当たりにし、成長した気がするという話。
成長した気がするというのは、成長したように見せてるけど、実際は成長してないということなんですけどね。
何故かカレーにこだわってるんですが、怪物くんってカレー好きだったんですね。知らなかった。
バトルシーンもVFXがしょぼいと言われていますが、B級映画を見慣れている身としては気にならず。
関係ないですけど、最近『B級映画』って元々の意味から変わってきてますよね。完全にただのランクになっちゃって。
それはともかく、この映画を全否定して、つまらないという感想を書いてる人の多くって、子供向けの映画を大人が観てつまらないって言ってるんだと思うんですよね。
それって、子供のゲームを大人がやって簡単過ぎてつまらないって言ってるのと変わらないんじゃないかと。
そもそもターゲットが違うものを評価したらミスマッチになるのは当たり前だし。
親子向け映画を親向けに作ったら、子供には難しいわけで、子供向けに作れば親は楽しめるんだから問題ないと思えない人は、多分楽しめないと思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(多分、想像以上に暑苦しい映画)
「映画 怪物くん」3D&2D Blu-ray
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