【呪怨 白い老女】
ある家で、司法試験に落ちた息子が家族5人を次々と惨殺。
自らも首を吊って死んだ。
死ぬ間際に彼が録音したカセットテープには、「行きます。すぐ行きます…」という彼の声とともに、少女の不気味な声が残されていた。
それは、今は高校に通うあかねが小学生の頃に親友だった未来という少女の声だった。
未来は一家惨殺の被害者だったのだ。
そして、幼い頃から霊感が強かったあかねの前に、黄色い帽子をかぶり赤いランドセルを背負った未来が姿を現す…。
goo 映画より。
ビデオ版2本から劇場版、海外版と発展していった【呪怨】が原点復帰。
長い一本のストーリーから、名前が出て細かいストーリーの集合体という構成に戻りました。
ただ、監督は清水崇ではなく、三宅隆太で、元々【呪怨】ではなかった作品を【呪怨】のシリーズとしたようです。
監督が三宅隆太だからと言って、
【劇場版 新耳袋】の【姿見】に出ていたバスケットボールを持った老女が出ている
のはその名残かもしれません。
一緒だよなあと思って確認したら、やっぱりそうでした。ちなみにこの映画の方が全然後ですが、【姿見】の方が後の出来事らしいです。
この映画観た上でふと思ったんですが、根源の怨念がボケた老人だったらきついよなあと。元々不条理な呪いなのに、ボケて対象間違えるとかw
また、主演が南明奈になってますが、ほとんど出ていません。その上、【家】もいままでの【家】とは変わっています。
正直、そこまで違っているのだから【呪怨】にする必要はなかったような気がします。
今回、特に例の「ああああああああ」と呻きながら、カクカクした動きで近づいてくるというのがないので、ちょっと物足りず。
個人的にはDVDで観てるのでそれなりに怖く感じるんですが、これ多分映画館で観るとつまらないんじゃないかと思うんだけど、どうだろう?
老女は前述の【劇場版 新耳袋】のCMで見慣れていたため、あまり怖くなく、どちらかというと、配達の若者に返事をする【家】の継母のシーンが怖い。特に最後の動きが気になっていたんですが、ラストの方で何の動きかわかり、やっぱりという感じに。
もう1シーンとして、配達の若者の家でのシーンでお約束があるんですが、その後の反応が変なのが個人的には気持ち悪かったかも。
全般的に粗い部分も多いですが、【新耳袋】のシリーズと思って観ると、結構怖い。家で観るには意外にオススメ。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(劇場版よりビデオ版が好きだった人には向いていると思う)
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