ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)だったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。
それは性行為をすることで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。
さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが……。
シネマトゥデイより。
公開直後や、リリース直後に怖いという評価が多かった作品。
ただ、結論から言うと、起きている事象について解明されないので、正解がわからないとモヤモヤする人には視聴を勧めません。
ストーリーは、性交渉をすると移る呪いにかかってしまったジェイが、迫ってくる呪いから逃げるという展開。
呪いの設定は主に4つ。
性交渉で移る。
呪いによってやってくるものに捕まると死ぬ。
呪いの対象が死ぬと、さかのぼる。
呪いの執行者としてやってくる霊は歩いてやってくる。
つまり、車とかで逃げれば時間は稼げるし、自分が性交渉した相手が死なない限り、自分が襲われることはないらしい。
また、呪いにかかっていない人間には呪いによって迫る霊を見ることはできませんが、物理的に存在するので、触れるし、触られます。
そのため、見えないけど攻撃することができるという斬新な設定。
ただ、この設定が映像としては面白い反面、霊が見えてないはずだから銃の射線上に友人がいるのに、躊躇なく撃つという不自然な状況が生まれたりします。。
他にも呪いの設定自体が荒過ぎて、拡散系のホラーなのに持続性がないという意味不明な状況に。
なにしろ、どれだけ性交渉で対象を移しても、相手が死んだらさかのぼるわけで、数回さかのぼったら生きている人間がいなくなる可能性が高いんですよね。
とはいえ、そういった雑な部分を差し引いても、
無感情な表情で淡々と歩いて近づいてくる霊
の姿は地味に怖い。
しかも、歩きなのでスピードは遅いとはいえ、自分が何をしてようと、それこそ寝ている間も相手が近づいてくることを知っているので気が休まりません。
まるで寿命というか、死期のようですが、それが目に見えて近づいてくるって考えると恐ろしいですね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(テンポや映像は良い方だと思います。)
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