悪党だけを狙っては襲っていた女吸血鬼のマリー。
彼女はある日、マフィアのボスを襲った時、彼がニンニクが好物だったため、とどめを差すことに失敗。
その為、マフィアたちに追われるはめになる……。
allcinema ONLINEより。
あらすじを読んでも全然そうは思えないのに、GEOでは何故かホラーコメディになっていて、ずっと気になっていた映画。
普通に悪党からしか血を吸わない女吸血鬼が、殺し損ねたマフィアのボスを殺そうとしていて、マフィアに潜入捜査をしていた刑事と協力するというもの。
特にコメディ作品ということはありませんでした。wikiでもホラーコメディになっていますが、笑いどころがわかりません。
【ニキータ(1990)】のアンヌ・パリローが女吸血鬼を演じていて、結構セクシーなシーンもあるんですが、逆に言えば、見どころはそこくらい。
女吸血鬼がなんでかわかりませんが、戦闘能力が高く、銃弾を相手の眉間に1発必中というほどスキルが高いため、激しい銃撃戦にもなりません。
マフィアも登場するのは10人もいないので、こじんまりとしているし。
とどめを刺し損ねたマフィアのボスが吸血鬼として蘇えるんですが、検死しようとして蘇り、検死をするはずの医者と、警官が困惑しながら追いかけるシーンは苦笑する程度だし。
女吸血鬼も何か変な感じで、鏡に映るのはいいとして、興奮するとなのか、目が変な色に輝き、声色が変わります。声色は変わらなくてもいいんじゃないかと思うんですけどね。
とりあえず、
まったく怖くない。
日光を浴びて死ぬ吸血鬼のシーンは結構頑張っていると思うんですが、ラストで完全に明るくなっているのに死なないとか、めちゃくちゃフリーダムだし。
ラストバトルと呼ぶべきマフィアのボスとの戦いもかなり酷いもので、こんな事じゃ死なん的なことを言った直後にあっさり終了。
一時期話題になった作品ですが、アンヌ・パリロー主演ということ以外、評価すべきところはないような気がします。
ホラー好きならトム・サヴィーニ、サム・ライミ、ダリオ・アルジェントがキャストとして出ているので、そっちの方が興味深いかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(観れないほど酷いわけじゃなく、小さくまとまり過ぎ)
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