【アイス・ジョーズ】
スプリング・シーズンを迎えたマンモス・マウンテンでスキー客が次々と失踪。
山に伝わる伝説の怪物、スカッカムの仕業なのか?惨劇は続き、ついに姿を現したモンスター。
それは雪の中を猛スピードで泳ぎ、地上の獲物に喰らいつく獰猛な人喰いザメ“スノー・シャーク”だった。
神出鬼没のハンターに襲われ、大パニックに陥るスキー場。
保安官のアダムや海兵隊員のウェイドは決死の戦いを挑むが、不死身の化物を倒す手段はない――。
「Oricon」データベースより。
雪の中を突き進んでは人を食い殺すサメの霊によるパニックアクション。
同じようなメチャクチャなサメ映画として、砂の中を泳ぐ【ビーチ・シャーク】という作品がありましたが、同じ俳優が出ているのが笑えます。
しかも、その事に触れるセリフまであるというおまけつき。
肝心の本作ですが、あんまりにも斬新過ぎて酷いです。
襲ってくるサメですが、霊なので銃も効かないし、そもそも死にません。
当然、対抗策なんてないので逃げるしかないんですよね。
そこで登場するのが雪崩が倒れたトーテムポールでサメを封印していた一族の子孫らしき女性。
でも、主人公たちと協力してどうにかしようという流れではなく、ひとりで封印を直しに行くだけ。
そのため、主人公たちはなんらかの理由でサメを撃退できたと思っているようですが、実際は
自分たちが知らない状況で封印が元に戻されていってるだけ
というシュールな展開。
主人公たちの知らないところで状況が悪化する作品というのはよくありますが、勝手に改善されていく作品とか覚えがありません。
結局のところ、封印が元に戻される間、主人公たちが逃げまどうだけの展開なので、サメに食べられるシーンを見たい人以外は楽しみようがないでしょう。
B級サメ映画が好きな人なら、バカ映画として楽しめるとは思いますけどね。
オススメ度(10段階)……★★
(お金を出してまで見るような作品ではないでしょう。)
コメント