イレーネは森の中に佇むヴァルトハウス・ホテルで働き始める。
愛想のないホテルの従業員たち。イレーネはある女性が行方不明になった事件を耳にする。
エーファという名のその女性は、イレーネと同じホテルの従業員だった。
事件の詳細を従業員たちに訊ねるが、誰もが固く口を閉ざし、何も話そうとはしない。
それはまるで何者かに怯えるかのようだったが…。
シネマトゥデイより。
多分、2020年に観た映画で一番わけがわからなかった映画。
ストーリーや設定が難解だったわけではなく、何の映画観てるんだっけとなったという意味で。
ストーリーはイレーネという女性がホテルに新人として就職をして、研修期間ということらしい。
自分の前にはエーファという女性が働いていたが、行方不明になっていて、同僚たちはそのことには触れなくない様子。
ホテルの周辺は森があり、そこにあ森の女という伝説と、悪魔の洞窟と呼ばれる洞窟があります。
やがて、イレーネはクラブで知り合ったエリックと付き合うようになり、その洞窟に入るんですが、特に何もなし。
帰りに警察が池を捜索しているくらい。
ただ、その捜索はエーファに関することだったらしく、行方不明の証拠が見つかったらしいことを同僚にきかされます。
他にも部屋でする変な匂いや、お守りにしていたネックレスがなくなったり、開けたはずの扉が閉まっていたりとおかしなことが。
はっきりとした怪異現象はなく、周囲の人々の雰囲気を含め、見事なまでに
典型的な雰囲気ホラー。
ドイツホラーというと、個人的には人体破壊な印象ですが、この作品の場合、ホラーではなく、ファンタジーサスペンスなのかなと。
作品として何も起こらないのも、どういうことだったのかを説明しないのも自由だと思うので、それは価値観の違いだからしょうがないです。
その結果としてレビューで評価1をつけられてしまうのもしょうがないことでしょう。
ただ、この映画の場合はプロモーションと内容の印象が違い過ぎるのが問題で、プロモーションではホラー、もしくはショッキングなサスペンスというイメージでリリースされているのが評価の低い原因になっています。
ちなみにオリジナルのジャケットには巨大な顔とかありません。
とはいえ、プロモーション側もスケジュールの都合等で実際の作品を見ずに資料で推測するしかない場合もあるようなので、どうしようもなかったのかもしれませんけどね。
クラシックホラーと思って観たら、そこまで評価が低くはなかったかもしれないので、ちょっとかわいそうかも。
日本のドラマで言えば、【世にも奇妙な物語】の一本だったら全然問題ないものですし。
オススメ度(10段階)……★★★
(ネットの評価は監督の評価が高い分、ハードルが高くなってる感は否めない。)
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