【ザ・ホード -死霊の大群-】

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殺された仲間のかたきを討つため、ギャングの潜伏する高層ビルに乗り込んだウィセム(ジャン=ピエール・マルタンス)ら警官たち。しかし、激しい銃撃戦が繰り広げられる中、原因不明のまま発生した大量のゾンビが、人肉を求めてビルにやって来る。やむを得ず手を組んだ警官とギャングたちは、ゾンビの大群に立ち向かうが……。

シネマトゥデイより。

あらすじ読んで、てっきり銃撃戦の最中にゾンビが現われ、雪崩式に人が減って手を組む流れと思ったら、いきなり馬鹿な住人のせいで刑事側敗北。

しかも、正規の任務でなく、私的な仇討ちのため、援軍はなし。

でも、なにより凄いのがヒロインと読んでいいのか微妙な女刑事。襲撃時に負傷した刑事にすがりますが、実は殺された仲間とは不倫してました。

その女刑事の

嫌らしさが凄い不快

で、刑事たちを平然と殺したギャングのリーダーよりもむかつきます。

他のホラー映画で言えば、主人公たちを追い込む街の統治者のようなタイプ。そんなのが仲間の中にいるのだから堪りません。

もっとも、主人公っぽい刑事が熱血漢なのでまだ救われます。

よく画像で使われてる車の上でゾンビに囲まれてるおっさんですが、仲間を逃がすために100人はいると思われるゾンビの中をつっきり、車の上に駆け上がると、まるでロックバンドのライブのような状況に。

アホみたいに手を上げるゾンビたちに弾丸撃ち込むは、鉈みたいなナイフでザクザク斬るは、大はしゃぎです。シーンだけ見ると、【デッド・ライジング】というサバイバルホラーゲームが思い浮かびます。

というか、この中年刑事、やることなすこと、【デッド・ライジング】とさほど変わりません。

ちなみにこの作品の登場人物、武闘派は無駄に強いのが面白くってたまりません。ギャングのサブリーダーみたいな男も、ゾンビ2体を相手に余裕で戦って、ナイフで倒したり。

ギャングのリーダーも仲間になると意外と悪い奴ではなく、弟思いだったりして、好感が持てるんですが、人望がないんですよね。

おかげでお互いのグループ内ですら一枚岩でなく、協力という言葉を知りません。むしろ喧嘩三昧です。

とても生き残りのために協力し合える状態ではありません。

それにしても、いつも欧米のゾンビ映画を観ていると思うんですが、体を撃っても死なない相手だとわかっているのに、マシンガンやライフルを体に向かってしか撃たないのはなんなのかと。

広い場所で単発をヘッドショットするのは難しいにしても、狭い通路で連射してるんだから、ちょっと上向ければいいのにと思うんですよね。

学習能力ないのかと。それで弾切れとか意味分からんです。

案の定、この作品でもビル出るより前に弾切れるんですけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(ところどころ面白いシーンはあるけど、女刑事の不快さが一番印象深い)

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《関連リンク》

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レビュー
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コメント

  1. いやああの女にはイラついたイラついた。お前のせいで何人死んだと
    あとオチが見えたのも萎えポイントでした

  2. enta_mattari より:

    >ジョージさん
    コメントありがとうございます。
    いやあ、最後の大オチは読めませんでした。
    まさか、あんな行動とるとは……。
    あの女刑事だけはヒロインとは認めんという
    感じ。

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