キャバレー歌手のマルク(ローラン・リュカ)は、老人ホームでの仕事を終え南仏に向かう。
だが大雨の中道に迷い、車まで故障してしまう。
犬を探しにきたという精神障害者の青年、ボリス(ジャン=リュック・クシャール)に宿まで案内してもらうと、宿の主バルテル(ジャッキー・ベロワイエ)は快く部屋を貸してくれるが……。
シネマトゥデイより。
異常な集落を描いた作品を調べていて、タイトルとあらすじから見てみた作品。
ビックリするほど意味がわからない。
というわけでネタバレというか、ストーリーを羅列するスタイルでいきます。
キャバレー歌手のマルクが老人ホームの仕事を終えて、次の仕事に向かう途中、車が故障。
雨の中愛犬を捜しているらしい男に道案内を頼むんですが、やりとりがおかしいため、おかしい人間としか思えません。
バルテルの宿に着くと快く泊めてくれたものの、車を自分で修理すると言い張ったり、修理工になかなか連絡をとってくれない。
そして、なんだかんだと理由をつけて、車が直らないので出発できません。
修理工の家に電話をしているシーンもあるんですが、これ電話してないやつじゃと思ったんですが、案の定電話線がつながってません。
こいつ車のパーツを売ろうとしてるやつなのかなと思ったら、案の定バッテリーが盗まれます。
しかし、マルクが問い詰めると会話がかみ合わさない。
別人と認識されているようで、マルクが困惑していると、どうやらバッテリーで殴られたのか昏倒させられます。
どうやらバルテルにはマルクが逃げた妻のグロリアに見えているようで、拘束したマルクにグロリアの服を着せてレイプしたりも。
ミザリーみたいな感じにしては、序盤の犬を捜していたボリスも充分異常だったし、村の連中も家畜とやってたし、確かに変態の村だけど困惑しかないです。
で、なぜかバルテルは村の連中に、妻が帰ってきたからウチに近づくなと宣言。
村の連中はバカにしますが、リーダーらしきおっさんは何か思うところがある様子。
どうもグロリアは村の全員と姦通して逃げたということらしいんですが、それ単に無理やりやられまくっただけの話なんじゃ?
なにしろ家畜とやるくらいだし、他に女性の登場人物を見なかった気がします。
下手すれば殺されてたりとか、近くの沼とかに沈んでそう。
村人たちはバカにしていた割にはグロリアを自分たちのものにしようと、バルテルの宿を襲撃。
マルクは助かるのかと思ったら、なぜかやっぱりグロリアと思われて、男たちにレイプされます。
愛してると言っている割に、顔は似ていたとしても、
声や性別で別人とわからない
ってさすがに愛してないだろと思ったんですが、もしかしてグロリアって男なんですかね。
何とか逃げ出したマルクは雪原を進みますが、リーダーが迫ってきます。
しかし、氷が割れたのか、沼だか湖に沈みそうになり、グロリアだと思っているマルクに助けを求めます。
当然、助けるわけがないんですが、観念したのか、リーダーは愛してると言うように懇願。
マルクはリーダーが沈んだタイミングで、たった一言、愛してると告げるんですが、しのびないと思ったのか、実は本当にグロリアだったのかわかりません。
マルクはどう見ても男性なので、グロリアが男性でなければ、本当にわけがわからない。
グロリアが男で実は本人という話だと、おっさんと村人が男をとりあう話にはなるんですが、それだと導入部分に矛盾がでるので違うんでしょうね。
しかも、これで終わりというね。
確かに狂気的な愛かもしれないけど。
オススメ度(10段階)……★
(WikiだとLGBT関連映画になってることの方がホラー。)
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