【死霊のはらわた(2013)】
うっそうとした山奥にたたずむ小屋を訪れた、ミア(ジェーン・レヴィ)をはじめとする5人の若者。
小屋で「死者の書」という不気味な書物を見つけた彼らは、はからずも邪悪な死霊をよみがえらせてしまう。
解き放たれた死霊はミアにとりつき、若者たちに襲い掛かる。
おぞましい姿に変ぼうしたミアと戦いながら山から脱出しようとする若者たちだが、死霊の力によって行く手を阻まれてしまう。
助けを呼ぶこともできぬまま、一人、また一人と、彼らは死霊にとりつかれ……。
シネマトゥデイより。
サム・ライミが1981年に撮ったホラー映画【死霊のはらわた】シリーズのリメイク。
シリーズと書いたのは、1と2を再構成しているため。3作目は異世界ものになっているため、さすがに含めなかったんでしょう。
オリジナルの3部作を観たのはかなり前なので断片的にしか覚えていませんが、結構雰囲気というか、怖い部分はうまく受け継いでいると思います。
実際、予告編自体18禁だったんですが、そこまで怖いかなあという印象だったんですが、本編を観たら笑ってしまうほど怖かった。
オリジナルではトラップのようにカセットテープがあり、それを再生させるんですが、本作では読み上げちゃうんですよね。
そのせいで復活が始まり、ヤク中のミアが植物にレイプされ、体内に得体のしれない何かが侵入。
次々仲間たちを襲い始めます。
予告だとミアが仲間を襲いまくるように見えますが、実際には彼女だけでなく、傷ついた仲間が次々と入れ替わりで襲ってきます。
ゾンビのように予兆があるとかではなく、気づいた時にはもうなっているという具合。
噛まれたら感染とか、傷つけられたら感染というわけでもなさそうです。
しかも、容赦がない上に一息では殺してくれないので、なんかもう痛いです。
特にメガネの男の方は、ほぼ主人公ポジションのデビット以外全員に襲われるという酷い目にあってます。
ホラー映画として考えたら、ただオリジナルを踏襲するでもなく、充分に出来の良い作品に仕上がっていると思います。
ただ、サム・ライミのファンから見たら、
オリジナルのカルト臭が抜けてしまっている
ので納得出来ない思いが強そう。
ネットの評価で酷評している人たちは、そういう気持ちが強いんでしょうね。
ところどころ、なんだったのかわからないシーンはありますが、みんなでキャーキャー言いながら観るにはいい映画です。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(18禁にするほどではない気がします)
コメント
死霊のはらわたを初めて観たときは 物凄く怖くて・・・今あらためて観たらなんともないんですが あの当時は超怖かったです。2013もどんなのか観てみたいです。
慣れって怖いですよね。
【呪怨】とかもそうですが、どう考えても怖いのに、何度も観ているうちに笑えてくるというか、なんというか。