【ハロウィン・レポート】
ハロウィン時期は、各地で多くのお化け屋敷が現れる。
ザックら5人の仲間は、今までにない恐怖体験を求めて、
巷で噂される究極のお化け屋敷「青い骸骨」(ブルー・スケルトン)を探すが―。
公式より。
雰囲気はすごくいいだけにガッカリする作品。
すごく単純に説明すると、怖いもの大好きな人たちが最も怖いお化け屋敷を探しにいくというストーリー。
その道中をずっとカメラで撮影しているというていなんですが、ドキュメンタリー風というよりYouTuberの動画っぽい。
それが結局作品90分のうち、ところどころでハロウィンらしい雰囲気の映像が挿み込まれるとはいえ、ほぼ80分続くんですよね、
言葉だけで聞くと、よくあるPOV視点のハウスホラーのように日常シーンがずっと続き、残り10分でジェットコースター的に一気に話が進みそうですが、まったくそんなことはありません。
道中、話を聞きながら探し回った結果、『青い骸骨(ブルースケルトン』に行く手がかりを知り、望み通り中に入ることが出来たという展開ではあるんですけどね。
途中、オチのヒントなんだろうなってセリフとかあるんですが、多分普通に見てたらまったく意味がわかりません。
というか、ちゃんと見ていたとしても、何これで終わりです。
特にPOV形式で撮っていることで通常なら臨場感や、何が起こっているかわからない恐怖を演出してくれるんですが、本当に何が起きているのかわからないし、どうやって撮ってるていなのかわからないシーンもちょくちょく。
もっとも、それ以前の問題として、レンタルDVDをオートで見ると続編の予告が真っ先に入っているので、いきなり本作のネタバレをかましてくるというアルバトロスあるあるが発揮されてるんですが。
それでもハロウィンという単語自体は知られてきた日本でも、そうそう見ることのないホラー系コスプレはなかなか面白い。
特にジャケットに出てくる仮面少女。演出なのか、何かあるのかわかりませんでしたが、かなり気持ち悪い。
はじめは金田一耕助の【犬神家の一族】かと笑ってましたが、アップになった際の不気味さや、言動が異質過ぎて、関わりたくありません。
そういった
雰囲気だけ楽しんで、話はどうでもよければ楽しめる
んじゃないかと思います。
前述の通り、続編が存在するので、続編で色々と明かされる可能性もなくはないですが、日本ではリリースに差がないものの、実は続編の間に3年開いてます。作品内の時間ではなく、現実の公開期間がです。
そう考えると、さすがに本作の時点で続編でネタばらしを考えていたというのは無理がありそう。
良くて本作が序章で、続編が本編という位置づけなのかも。
レンタルでセットにするのに迷ったら借りる程度にはいいかもしれません。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(雰囲気ホラー。)
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