【ハロウィン2(ロブ・ゾンビ版)】
ハロウィンが近づくころから、ナーバスになっていたローリー(スカウト・テイラー=コンプトン)。そんなときにルーミス医師(マルコム・マクダウェル)の本が発売され、自分が殺人鬼マイケル・マイヤーズ(タイラー・メイン)の妹だと知ってしまう。やけになったローリーは家を飛び出すが、マイケルが再び現れ……。
シネマトゥデイより。
25周年記念で撮ったリメイク版が好評だったらしく、早い段階で続編が決定していたホラー映画。
最近の映画では珍しい気がするシリーズものを連続で同じ監督が撮影した作品でもあります。実際、ジュリアン・モーリーとアレクサンドル・バスティロには交渉していたらしいです。
ジョン・カーペンターから始まったオリジナルのシリーズでは、6作目の後、ドナルド・プレザンスが亡くなるまではルーミス医師が主役でした。3作目は番外編のような別作品なので、除きます。
前作でローリーに倒されたはずのマイケルを乗せた車が間抜けな事故に会い、マイケルが逃亡して1年。
その間に前作で死んだとばかり思っていたルーミスは本を出版して有名に。ただし、怪物を作ったということで世間には叩かれています。
オリジナルのルーミスって、こんな嫌な奴だったような記憶がないのですが、DVD化が進んでいないため、なかなか確認が出来ません。
ローリーはローリーでかなりトラウマを抱えていて、マイケルの幻想に捕らわれてばかり。もっとも、事故の後、マイケルの死体がなくなっているんだから当然と言えば、当然です。
ただ、新しいマイケルの妹を探す能力は並外れていて、第6感で探しているかのような動きを見せます。
オリジナルのシリーズだと、会話を聞いていたりしたものですが、ヒントもなしにピンポイントで家を当てています。
また、ローリーに近付くために邪魔だったり、ローリーの関係者を狙っていたのが、目に付いた相手を殺しまくる勢い。
ただのマザコン殺人鬼になった
感じで残念です。
全般的にオリジナルと違って理由付けのない展開で、悪くはないけど、良くもない印象。
最近の風潮に迎合したんでしょうが、かえって普通な作品になってしまった気がします。
今後のシリーズでオリジナルのような教団が出てきたら、さらにダメなことになりそうです。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(オリジナルとの比較でハードルが上がってますが、普通レベル以上なことは確か)
コメント
マルコムマクダウェル あくの強い役をこなされてきた 英国の俳優さん 年とりましたよね
「時計じかけのオレンジ」懐かしいです
かなりいやみな感じがしますよね
マイケルが単なる殺人鬼になってしまった感じがします
>カズさん
コメントありがとうございます。
マルコムマクダウェル……あのおっさん、
どこかで観たと思ってたら、【時計仕掛けの
オレンジ】のアレックスだったんですね。
名前見るまで気づきませんでした。