40年前に消息を絶ったままになっていた豪華客船を発見したサルベージチーム。
隊長のエップス(ジュリアナ・マルグリース)たちが船内に入っていくと中に大量の金塊があった。
だが、隊員たちは次第に幻覚を見たりと精神に変調を来たしていく。
シネマトゥデイより。
冒頭のパーティー中の集団胴体切断シーンがキャッチーなホラー映画。
内容的には良くある幽霊船から帰れなくなった人たちが、何とか帰ろうとしているうちに死んでいくタイプなんですが、怖いという感じがありません。
ゴーストに殺されるのがひとりだけで、それも直接襲われるわけでもなし。
超常的な力で何かを動かしたりして殺されるし、それに恐怖が伴うわけでもないから、映画を観ている者以外にはただの事故死。
ゴーストが迫ってくる恐怖とか、いるはずのないものが見えるとかなら多少の恐怖もあるんでしょうが、映画の中の人物が見るのはせいぜい謎の少女くらい。
基本的にホラー映画って、中の人物たちが気付いてなんぼだと思うんですよ。
バケーション先で実は殺人鬼が迫っていても、気付かなければただの旅行だし。
ただ、冒頭の40年前の惨劇と、クライマックスでわかる惨劇の真実のシーンと、とある食事シーンは見どころ。
やっぱり怖くはないですが、「うわぁ」という気持ちにはなれます。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(設定は面白いけど、オチともに残念な作品)
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