母校の小学校が廃校で更地になると知り、5年前の卒業時に校庭に埋めたタイムカプセルを掘り起こしにやってきた菜月ら男女5人。その中に、埋めた覚えがない1冊のノートを発見する。
『ナナフシギ』というタイトルで意味不明のコトバが綴られた不気味なそのノートを手にした途端、彼らの間に不穏な空気が流れ始める。
誰もいない校舎裏から一本の黒煙が立ち上ると、彼らは何かに導かれるように立入禁止の校舎内に入り込んでいき、次々と不可解な現象と恐怖の惨劇に見舞われる。
それはすべて、20年前にこの学校で変死したサチコという少女の呪いが関係していた・・・。
公式より。
廃校になる母校に棲む少女の霊が呪うというものですが、色々とグダグダ。
七不思議に沿って、ひとりひとり殺されていくんですが、こういう作品って一般的に七不思議の順にやられていくと思うんですが、順不同。
そのため、『ナナフシギ』にどう書いてあったか気にしてないと、次は何という予想がしづらい。
観ている側はそれでも構わないんですが、襲われる側はどうしようも。途中、解明しようとしますが、全然持続しないし。
というか、普通は自分の母校で伝わっていた七不思議くらいは全部じゃないにしても、知っていそうなものだけど。
ちなみに『ナナフシギ』ですが、登場人物自体6人しかいないので、
一不思議一殺ではありません。
死に方もショッキングなシーンはなく、基本的に何かあったら次に映る時には死体です。
もうちょっとメジャーな不思議と絡めてくれれば良かったんでしょうが、微妙な感じ。『赤マント』や『トイレの花子さん』っぽいネタですら、普通に殺されるだけだし。
『ナナフシギ』を知ってしまったことで呪い殺されるストーリーだとすると、なぜ用務員は殺されたのかとか意味不明。
これならまだ良くある『ナナフシギ』なのに6つしか書いてなく、7つ目をラストで知るとかの方が全然良かったと思う作品。
洋画のようにハチャメチャな若者たちが殺されてスッキリするタイプでもないのに、登場人物が用務員以外、17歳という年齢を考慮しても不快というのもどうかと思う。
オススメ度(10段階)……★★
(グロいの苦手だけどどうしてもホラーが観たいのならいいかも。)
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