【ファンハウス 殺戮の監禁部屋】
落ち目の歌手キャスパーは、ある日ファンハウスに招待される。
“ファンハウス”とは、隔離された空間で共同で暮らす男女の様子を生配信するリアリティショーで、キャスパーは世界中から集められた7人のC級セレブと優勝賞金500万ドルをかけて参加する。
共同生活は刺激的で充実しているかのように思えたが、最初のチャレンジで1人が残酷に殺されると楽しい時間は一瞬にして惨劇へと変わった。
最後の1人になるまで続けられる恐怖の殺人ゲームはやがて視聴者をも巻き込み予期せぬ方へと進んでいき――
シネマトゥデイより。
一度は有名になったものの、落ち目になった人たちがもう一花咲かせようと賞金500万ドルのリアリティショーに参加。
しかし、そのリアリティショーはネットの投票で最下位になったり、失格すると殺されるというものだったというストーリー。
セレブ気取りな落ち目の人たちという設定が、変に素人っぽさを感じさせてリアルではありました。
ただ、その他の部分はかなりチグハグな印象が強く、
殺し方を見せたいだけのつぎはぎ
という印象。
処刑の方法にもムラがあるし。
一応グロ担当なのか、酸で殺されるのと、ジャケットの方法は痛そうだし、グロいかなと思います。
ただ、途中で主催者の顔は見えてるし、反応がおかしいので困惑しかないです。
そもそも犯人の目的が最後までに明かされますが、途中の思わせぶりな意味がまったくわかりません。
一方的なルールの変更とかもあり、途中でオチが読めてしまう辺りも残念です。
映画としての演出があまりにも不自然過ぎて、気づかなければともかく、気づいたらかなり萎えるんじゃないかと。
かと言って、エロ方向でも特に面白みがなく、生き残るために裸をさらしたり、吊り橋効果かなんなのか、セックスしだすとか、なぜかオナニーし出すとか、いまいちピンときません。
エロいんでしょうけど、ストーリー展開のせいか、エロさを感じないというか。
参加者たちには主催者の姿はモーションキャプチャーのCGなんですが、主催者が怒るとCGが怖くなるのも軽くイラっとします。
その光景を見ている世界中の人たちが、本当に死ぬとわかっていながらも、徐々に楽しんでいくというのが面白いところなのかもしれませんけどね。
オススメ度(10段階)……★★★
(格闘家はさすがにかわいそう。)
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