作家のエリソン(イーサン・ホーク)は、妻と子どもの一家4人で郊外の家に転居してくる。そこは一家が首をつるという残酷な事件の現場となった家で、エリソンは事件に関する新作を書くために越してきたのだった。その夜、エリソンは屋根裏部屋で映写機と8ミリフィルムを見つける。フィルムには楽しそうな家族が、一転して首をつられていく様子が記録されていた。
シネマトゥデイより。
引っ越し先で見つけた8ミリから始まるホラー映画。8ミリに映る処刑シーンが肝なのに、最近多い気がするえげつないショックシーンは映らない系です。
でも、ぶっちゃけた話、最近は
ショックシーンが映らない作品の方が良作
な気がします。
ストーリーも実在する事件をネタにしてヒットした一発屋の作家が、処刑シーンの映った8ミリを発見し、再び有名になろうとするストーリー。
処刑シーンの真相は読めるんですが、オカルトホラーなのか、サイコサスペンス系ホラーなのか判断つかないまま展開していくため、どうなっていくのか全然絞り込めません。
真相がわかってしまえば、大抵の映画はこうなっていくんだろうなと想像出来てしまいますが、選択肢がなかなか減らない。
父親のエリソンが【シャイニング】よろしくおかしくなるのかとも思えるし、某副保安官が実はサイコキラーだったりするのかとか、夢遊病の息子が何かあるのかとか、やたらと絵を描く娘が実は問題なのかとか、実は単純に『ミスターブギー』の力なのかとか。
予想の斜め上を行って、トンデモ系な可能性もなくはない。
それくらい絞れません。その絞れなさが本当に面白い。ホラー映画としてはそれほど恐怖を感じませんが、サスペンスと思って観ると、かなりの良作だと思います。
まあ、本当のサスペンス好きにしてみたら、オチに納得がいかないでしょうが、ホラー映画をサスペンス映画として観たらの話なので、その辺はご理解を。
とりあえず、観始めたら最後まで観て欲しいです。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(続編作る意味がわかりません)
フッテージ [Blu-ray]
コメント
これも借りて観たような記憶があるんですが、内容忘れました(汗)もう一度観たら絶対思い出すと思うんですが・・・何かほんと最近物忘れが激しくなってきましたよ。私の頭の中がミステリィです
多分、一度観ていれば、4人の家族が一つの木で首を吊られたり、プールで溺死させられるシーンで思い出す気がします。
シーンとしては、かなり印象的なので。