【悪魔を憐れむ歌】

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連続殺人犯リースを処刑室に送りこんだ刑事ホブズ。

だが死刑執行の直前、リースは「俺は自由になって戻ってくる」と言い残す。

そして、その言葉を裏付けるかのように、リースの犯行を真似た殺人事件が次々に起きていく。

しかも渦中にあるホブズ自身が容疑者にされつつあったのだ。

だが、やがてホブズはこの一連の事件が、信じ難いことに悪魔―何者かの霊―のものであることを知る。

敵は次々といろいろな人間に乗り移りながら、確実にホブズに迫っていた……。

allcinema ONLINEより。

連続殺人犯リースが謎の呪文を唱え、ローリング・ストーンズの『Time is on My Side』を歌ったかと思えば、早く殺せと挑発しながら処刑される。

そのリースと同じ手口で殺人が再び起こったため、デンゼル・ワシントン演じるホブスが再度調べることになるんですが、周囲の人間の態度が明らかにおかしい。

明らかに歌っていたのに、問い質しても歌ってないと言ったり、何故か自分を見つめていたりします。

オカルトサスペンスには珍しく、ある人物に事情を説明されると、意外とあっさり信じます。証拠とか大事な警察なのに、いくら不可思議な思いをしているとはいえ、

あっさりオカルトを信じる刑事って珍しい

と思います。実際のところ、『悪魔』は誰かに触れることで乗り移ることが出来、次から次へと対象を乗り換えていきます。

『悪魔』を調べ続けたことで『悪魔』に目をつけられてしまったホブスは罪を着せられ、容疑者になってしまい、上司や同僚たちにも追われるハメに。

最終的にある対抗手段をとるんですが、それは観てのお楽しみということで。

この作品、冒頭で歌っているのはローリング・ストーンズの『Time is on My Side』なんですが、邦題がローリング・ストーンズの楽曲にもある【悪魔を憐れむ歌】のため、冒頭の歌を『悪魔を憐れむ歌』だと思っている人が結構いるんですよね。

まぎらわしいですね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(当時としては面白いけど、いま初見だと微妙かもしれない)

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