太平洋上に建造された巨大な海洋医学研究施設アクアティカでは、凶暴なサメの脳組織から新薬を製造する研究が進められていた。だが研究を急ぐあまり、責任者であるスーザン博士はDNAを操作、その結果サメは巨大化しただけでなく高度な知能までも手に入れてしまった。やがて、太平洋に猛烈な嵐が来襲、トラブルが重なって施設内に殺戮マシーンと化したサメが侵入してしまう。
シネマトゥデイより。
同じ『ディープ・ブルー』でも、海洋ドキュメントとは大違いの人喰い鮫の映画です。
個人的には名作【JAWS】よりも好きかもしれない。【JAWS】は【JAWS】で、登場人物といい、展開といい、よく出来ている良い作品だとは思います。完全に好みの問題です。
それにしても、展開というか、誰が死んで誰が生き残るのかがまったく読めない。本当に
「え?」というくらいいきなり死んだり、
逆にいまの流れで死なないんだとか思います。変に映画慣れしていると、予想外の展開でところどころ騙されます。
もっとも、普通のアクションパニックって、企業側が利益優先で問題を隠蔽しようとして被害が広がるのが一般的ですよね。
なんとこの映画では、ヒロインが研究の成果がもったいないからという理由で被害が拡大する時点で珍しいんですけどね。
また、【JAWS】は単純に巨大な鮫の恐怖を描いていますが、この作品の鮫は生半可じゃありません。
大きさも巨大ですが、なんと言っても頭がいい。人間並の知能を持っているという設定なんですが、どう考えても人間より頭がいいです。
しかも、被害が怪獣映画かと言いたくなるくらい酷い。重要なことではないのでネタバレしますが、最終的には鮫のせいで研究施設まるまるひとつが使い物にならなくなります。
それも研究施設に自爆装置があるとか、メルトダウンするとかでなく、作中で鮫が色んなことをやらかした結果というのが酷い。
正直、人が死ぬシーンはリアルではないですが、それでも何故かありえそうな気がしてくるから不思議です。
個人的には『無敵のコック(笑)』役のLL・クール・Jがオススメキャラでした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(スピーディーで全然飽きずに何度も観れてます)
ディープ・ブルー [Blu-ray]
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