【ダーク・スクール】

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ダーク・スクール(字幕版)

実の父が他界した後に義父、母と暮らしているキットは、素行不良で高校を追われ、森の奥にある名門寄宿学校に入ることになる。

そこには彼女と似たような境遇の生徒たちが集まっており、皆学長に携帯電話を没収されて外部との連絡ができなかった。

キットは学校生活を送るうちに、奇妙な出来事に遭遇する。

シネマトゥデイより。

ゴシックホラー、サスペンス、ファンタジーと色々なジャンルにカテゴライズされてしまうくらい、

見た人の印象でカテゴライズされてしまう

作品。

個人的にはファンタジーホラーかなと思います。

素行不良で転校を余儀なくされたキットの転入先は、問題児でも才能を発揮できるようになるという寄宿学校『ダークウッド』。

学校の名前にダークをつけるとか、軽くイカレてます。

キティが到着すると、同じく転校してきた4人の女生徒と説明を受けるんですが、その学園長がユマ・サーマン。

いつものような危険な雰囲気ではなく、古い洋画に出てきそうな教育係の老婆みたいな雰囲気。

生徒は転校してきた5人だけで、校舎もただの洋館なので、学校というより、日本でいうフリースクールのような印象。

ちなみに国によってフリースクールの意味がまるで違っていて、無料とか、自由とかの意味合いが多いようです。

携帯電話は取り上げられ、外部との通信は月1回の電話だけですが、断崖絶壁に囲まれたりといった隔離された施設ではなく、いざとなったら町まですぐに行けるっぽい。

やがて、完全に反抗的なヴェロニカ以外は、才能を発揮し始めるんですが、様子がおかしい。

得意分野や、隠れた特技が引き上げられるならともかく、なんの脈絡もない才能を発揮。

キティにいたっては、知らない曲を演奏してしまい、困惑する始末。

異常な状況について、調べ始めたキティは学園の秘密を知るという展開。

起きていること自体は間違いなくホラーなんですが、映像や演出的にはまったく怖くない。

むしろ、誰も得をしない悲劇のような気がします。

システム的にありえませんが、被害者となる人物がいなければ、ファンタジーとか、【世にも奇妙な物語】系でもよかったかもしれません。

黒幕についても、偏執敵ではありますが、自分の野心とか利益のために行ってることではないですし。

ある意味、オーソドックスなゴシックホラーなんですが、多分昨今のホラーに慣れていると、記憶にも残らないかも。

クライマックスはちゃんと見せ場にはなっているんですが、そこすらもハラハラしないまま、淡々と進むので物足りないんじゃないでしょうか。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(もしかしたら、レンタル&配信のみで、セル版ないかもしれません。)

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ダーク・スクール(字幕版)

レビュー
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