高校生の由里(小向美奈子)は、弟の亮と二人暮らしをしている為、亮と連絡を取りやすいよう携帯でのメールを利用していた。由里の周りでは、「100%あたる占いチェーンメール」があるという都市伝説が噂になっていた。メールの苦手な由里はその噂を聞き流していたが、そのチェーンメールを待ち焦がれていた親友の操が変死、さらに友達の玲子までもが…。みな携帯電話を握って変死している偶然から、由里は不気味なものを感じ取り、誰からか分からないメールは全て削除し続け、いいようのない恐怖を感じていた。そして神田も徐々にその2つの都市伝説、そして最初に少年たちが変死した廃屋にたどり着いていくのであった…。そこで神田は想像を絶する恐怖と遭遇する。
そしてついに由里も邪悪な怨念の渦に巻き込まれていくのであった・・。
公式より。
元グラビアアイドル、現役ストリッパーの小向美奈子の初主演だった作品。
ホラー作品に主演するグラビアアイドルは結構いますが、その後徐々にちゃんとした作品にシフトしていった珍しいタイプ。ビックリすることに2005年には水戸黄門にも出てたりするんですよね。
ただ、その後の2006年からはちょっと雲行きがあやしく、急激に変な役が増えていきます。その辺りがトラブルへの布石になってるんでしょうね。個人的に好きな女優さんだったので残念です。
携帯電話をネタにしたホラーが流行っていた頃の作品で、内容的には【着信アリ】程度には不条理系。一応、占いサイトが関係してはいるので、完全には不条理ではないんですけどね。
怖さ的にはそれほど怖くなく、
突発的に瞬間風速な感じの怖い瞬間はあるんです
が、クライマックス以外はほど良い怖さ。
ちょっと怖い作品を観てみたい普段ホラーを観ていない人にはちょうど良いと思う。
ただ、問題は話がザッピングのような2部構成になっていて、小向演じる女子高生のパートと、大浦龍宇一演じる作家のパートがチョコチョコと入れ替わるため、ちょっと観にくいこと。
特に大浦演じる作家のインタビューシーンが中途半端なフェイクドキュメントっぽいので、結構うっとうしい。どうせなら小日向と合流して、真相を追究した方が観やすくはなったと思うんですけどね。
展開だけ考えると、【リング】と【着信アリ】を足したような作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★
(ホラー慣れしてない人にどうぞ)
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