【バイオハザードV:リトリビューション】

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大企業アンブレラ社が開発したウイルスがまん延した地球は、アンデッドであふれ返る状況に陥っていた。

生き残ったアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)はアンブレラ社への潜入調査で、自らの驚がくの過去を知ることとなる。

さらに、アリスと仲間たちは滅亡の危機を引き起こした人物を捜し、東京、ニューヨークと世界中を追跡。そんな中、すべてを覆す新事実が明らかになり……。

シネマトゥデイより。

【バイオハザード4 アフターライフ】の直後から始まるストーリー。前作のラストでアルカディアでウェスカーを倒したアリスたちの前に、胸にデバイスをつけられたジルと、アンブレアの部隊が現われる。

海に飛び込んだアリスでしたが、気を失ってしまい、アンブレラに捕らわれてしまいます。目が覚めるまでの間、ご丁寧に過去のあらすじを説明してくれます。

目覚めると、何故か荒廃した世界ではなく、夫のトッドと、聴力に障害がある娘ベッキーと幸せな家庭を気づいていた。

見ている側が「なんだ、このホームドラマ?」と思っているところ、ゾンビ映画に変貌。新しい方の【ドーン・オブ・ザ・デッド】を彷彿とさせる状況に。

髪の長いミラ・ジョヴォヴィッチが新鮮です。そんなショートムービーみたいなシーンが終わると、やっぱり研究所なんですが、床に寝ているアリスの前後に布が。

完全に映画的な配慮です。裸を気にするくらいなら手術着みたいなのを着せればいいのに、前掛け、後ろ掛けのサンドウィッチなので、ちょっと馬鹿みたいです。

部屋を出たオリジナルのアリスが1作目で体調をサイコロにしたレーザーに追われて出た先は無人の渋谷。アナウンスが流れると、人々が現われ、【バイオハザード4 アフターライフ】の冒頭の渋谷に。

あの中島美嘉が出てくるシーンですね。ある建物に入るとやはりアンブレラの研究所内で、中で中島美嘉たちクリーチャーと戦います。

なんとか逃げ切ったアリスでしたが、今度はウェスカーの部下エイダが登場。死んだはずのウェスカーがモニターに現われ、街も作り物で研究所内の施設だと言い、アリスに施設を脱出するように告げます。

しかも、研究所はロシアの海底にあり、地上からもチームを送るからエイダとともに協力するように持ちかける。

どうやら今回はジルのチームに追われながら、エイダやチームとともに脱出する流れなご様子。

ステージも渋谷から、ニューヨーク、モスクワへと移り、過去に登場した人物たちのクローンが次々に現われるというサービスぶり。

人口知能の『レッド・クイーン』もアンブレラを牛耳る立場になっています。

でも、今回の見どころは巨大なクリーチャーとの戦闘や、軍隊化されたアンデッドたちだったりします。

アンデッドが軍隊化して武器使い始めたら、ほとんどのゾンビ映画の主人公たちって死んじゃうと思います。よくあるB級ゾンビ映画の間抜けな軍隊ならともかくとして。

ただ、そこまでしても、シリーズ中で最低の出来という印象は否めないのは、過去作の関連シーンが振り返りではなく、

使い回しという印象の方が強かった

からなんでしょうね。

巨大クリーチャーを倒すのがあっさりし過ぎてるせいもあるんでしょうが。

ラストもこれじゃない感が強いし。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(それでも平均以上には面白いんじゃないかと)

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