最愛の妻と息子を放火で失った人気作家のジョセフ。
失意の底にある彼は、不気味な幻覚に苦しめられていた。
壮絶な交通事故に巻き込まれるも奇跡的に無傷で生還した彼は、牧師である弟から父親の危篤を知らされ、故郷のバルセロナへ向かう。
彼はそこで、自らに起こる不吉な出来事の全てに“11″という数字が関わっていることに気付く。
その符号の謎を解明すべく調査をはじめる彼は、少しずつ“冥界の扉”に引き寄せられていくー。
そのナンバーが揃う時、ヤツは必ずやって来る・・・!
謎の符号“11″に秘められた邪悪な秘密とは! ?
公式より。
【SAW ソウ】を手掛けたダーレン・リン・バウズマンの監督作。
昔の衝撃的な結末のオカルトサスペンスという印象ののオカルトサスペンス。良く言えば定番なので安定している。悪く言えば目新しさが何もない作品。
そんな作品なので、大筋はわかりやすいんですが、初見ではいまいちどういう事かわかりづらいかもしれません。同じ作品を2回以上観るのが苦痛でない人なら勧められますが、それ以外の人にはつまらないかも。
ゲームを楽しむのに
単調な作業を繰り返す
ようなものです。あれって平気な人と、まったくダメな人いますよね。もうその単調な作業をしている間に飽きてしまうっていうオチです。
作品中、『11』という数字にこだわるんですが、日本での『4』のような扱いで、『4時44分44秒』を見て不吉と言っているようなもの。
どうせなら西洋なんだし、『13』とかにしてくれた方がイメージしやすかったかもしれません。なんで『11』なのかの説明はなかったと思うし。
全体的に不気味な感じのする作品だけど、主人公が振り回されているだけの作品と思われそうですが、主人公やその周囲の環境を自分に置き換えると、このオチは怖いと思います。
ちなみにamazonに書かれているレビューはネタバレしているので、観ない方がいいと思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(やや展開がわかりにくい感は否めません)
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