【ワナオトコ】
金庫破りの前科がある内装業者のアーキン(ジョシュ・スチュワート)は、元妻が抱えた借金を返すため、再び罪を犯そうとする。
仕事を請け負った宝石ブローカーの家に侵入すると、家の中で不審な足音を耳にする・・・。侵入者がもうひとりいることに気づいたアーキンだったが、時すでに遅し。いつの間にかドアは完全にロックされ、窓には板が打ちつけられていたのだ。
「人間」を痛めつけ収集している‘ワナオトコ’が仕掛けた、華麗かつ残虐トラップの数々が襲いかかる中、アーキンは脱出できるのか―
公式より。
前科持ちのアーキンが高利貸しから金を借りた元妻のために、昼間に優しくしてくれた宝石ブローカーの家に盗みに入る。
すると、誰もいないはずの家の中で物音がして、様子がおかしいことがわかる。
様子をうかがっていると痛めつけられていた宝石商と目が合い、別の侵入者の仲間と勘違いされ、責め立てらてるが、謎の男に連れ去られていってしまった。
宝石を盗み出さないと元妻がどうなるかわからなく、家中は罠だらけ、優しくしてくれた宝石商の家族も助けてはあげたい。
そんな複雑な感じを出しながらも、さすがに殺人鬼と正面切っては戦えないのでなんとか出し抜こうとする展開。
以前勧められてはいたものの、なかなか観る機会がなく、続編の【パーフェクト・トラップ】は見当たらず。
【パーフェクト・トラップ】の方がエグイみたいなんですけどね。
正直、おもしろいかどうかだけで言えばおもしろいんですが、リアルではないです。
アーキンはその家の内装工事をしているんですが、その時にはなかった罠が盛りだくさん。
【刻命館】という罠を仕掛けて侵入者を殺すゲームがあるんですが、それを実写化したかのような罠のコンボ。
この殺人鬼はただ殺すのではなく、無駄に手間をかけて殺すのが好きなご様子。
そのおかげなのか、割とつけいる隙があるんですよね。
ただ、それを踏まえても罠が大掛かり過ぎるし、量が多過ぎて、
いつ仕掛けたんだよ
ってなるレベル。
殺人鬼の家ならともかく、宝石商と妻を捕らえてから設置しているはずなのに、宝石商が罠にかかりまくるって、どういう状況だよってなります。
そういう部分がまったく気にならなければ、楽しめるとは思えます。
結局、殺人鬼の目的も正体も不明なまま、人間ではありえないスーパーマン振りを発揮するので、個人的にはこれじゃジェイソンと戦ってるのと変わらないよなという印象でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(連鎖するトラップを楽しむ映画。)
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