HIVEで起こったバイオハザードから数日後、HIVEの真上にあるラクーンシティにもアンデッドたちが溢れ出していた。
事件の隠蔽を図るため、元凶であるアンブレラ社はラクーンシティを封鎖。特殊部隊を投入する。
封鎖された街の中では、取り残された人々が逃げ場を求めてさまよい続けていた。
警察の特殊部隊「S.T.A.R.S.」のジルもそのひとりである。彼女は同僚や一般市民を連れ、街の教会にたどり着いたが、そこにはすでにクリーチャーが潜んでおり、逃げ延びてきた人々の生命を奪っていった。
ジルが死を予感した瞬間、教会のステンドグラスを割り、1台のバイクが飛び込んでくる。そして、バイクから降りた女性は圧倒的な力でジルたちが苦戦していたクリーチャーを瞬殺していった。
その女性の名はアリス。HIVEから生還したひとりであった。
その頃、アンブレラの仮設テントでは、すべての元凶となった【T-ウイルス】の開発者であるアシュフォード博士が愛娘の安否を気づかい、ラクーンシティのコンピューターにハッキングをかけていた。アンブレラによって連れて来られるはずの娘アンジェラが事故に遭い、街の中で行方不明になってしまったのである。博士は歩けぬ自分の代わりに娘を探してくれる者として、アリスたちにコンタクトをとると、脱出方法と引き換えに娘の救出を依頼してきた。
しかし、アンブレラ社は事態を隠蔽するため、核爆弾投下を決定。4時間後にはラクーンシティは核に包まれてしまう。また、刺客として放たれた生物兵器【ネメシス】も背後に迫っていた。アリスたちは無事アンジェラを見つけ、ラクーンシティから脱出することができるのか?
文字通り、前作の続編です。大災害の後のようなラクーンシティに立つアリスなんてもう
ゲーム版の【バイオハザード2】のよう
です。
今回はアリスとは別にジルのグループ、アンブレラの傭兵グループによって同行者が増減するんですが、それぞれに良い味を出してくれています。
特にジルにいたっては、アリスには及ばないとはいえ、人間離れした戦闘能力を見せてくれます。
個人的には「ここは任せろ」的なことを言った直後にやられるニコライが大好きです。ちなみにメインキャラで犬っころにやられるのはニコライだけなのも好きさ加減を上げる要素だったり。
ただ、この作品から『ネメシス計画』とか『アリス計画』とか謎の単語が出てきて困惑する人が出て来たりもするんですけどね。
実際、ゲーム版にはない設定も多いので、わからないこと言葉はわからないまま、観ても案外平気だったりします。
そういえば、前作が全体的に静なイメージだったのに対し、この作品からは動な作品に。
CGと思われがちなビルの駆け下りなんて、ワイヤーつけて本人が駆け下りるくらいです。逆にバイクに乗れないので、バイクで突入は合成ですが。
派手になった分、怖くはなくなったのも特徴かも。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(一作目の衝撃に比べれば、どうしても斬新さが落ちるのでしょうがない)
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コメント
ずっとアリスが登場する映画でアリスは何体もあって記憶だけ引き継がれているんでしたっけ、ゲームもありましたねえ~
記憶を引き継ぐわけではなく、記憶を共有しています。3作目の段階ではどうやら衛星を通して、共有しているみたいでした。