【案山子 KAKASHI】
行方のわからなくなった兄のアパートを訪れたかおるは一通の奇妙な手紙を見つける。
差出人は高校時代の同級生からのもので、かおるはそれを唯一の手掛りとして不来彼方村(こずかたむら)へ向かう。
だがかおるはその村で数多くの案山子が立てられている奇妙な光景を目にする。
いったい案山子は何を意味するのだろうか……。
allcinema ONLINEより。
伊藤潤二のホラーマンガを実写映画化。
伊藤潤二作品の実写映画化は【富江】シリーズや、【恐怖コレクション】をはじめとして、【うずまき】や【死びとの恋わずらい】とかありますが、怖い作品が多いです。
どちらかと言えば、理解不能な恐怖が多いので、好みが分かれるとは思いますが。
ただ、伊藤潤二の実写化作品の中でも、これはなかなか酷い。
ストーリー自体は、行方不明の兄を追ってたどり着いた村で、カカシに襲われたりするだけ。
住民たちも思わせぶりな言動をとるので、不気味ではあるんですけどね。
結局
何を見せたいのかよくわかりません
でした。
原作こんなだったかなあと思ったら、【案山子】をメインに【墓標の町】とか複数の短編を原作にしてるみたいですね。
にもかかわらず、鶴田法男が監督と脚本やって、柴咲コウや田中要次を無駄遣いして、この出来って。
柴咲コウなんて、ほとんど出演シーンないのに、メイン扱いされてて困惑させられます。
前述の通り、雰囲気だけで何をしたいのかわからないため、登場人物の言動が突然な上、支離滅裂なので、見終わっても理解できないかもしれません。
不条理ホラーどころか、意味不明ストーリーでした。
オススメ度(10段階)……★★
(アマプラ等で無料で見る分には……。)
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