ホラー映画オタクのダックスは、猛反対する父親に内緒で、ホラーマニアが集結する野外フェスに参加する。
やがて、殺人鬼のコスプレをしたパフォーマーたちが登場すると観客たちが次々と殺され、瞬く間にイベントは地獄絵図と化す。
それは特殊効果ではなく本物の殺人鬼で、さらにはピエロやゾンビ、ヴァンパイヤなど本物のモンスターまで出現する。
シネマトゥデイより。
幼い頃、ホラー好きの母親を殺人鬼に殺されたダックスは、怖いものが苦手なのに、ホラー映画だけは大丈夫という変わった青年。
ホラーをよく思っていない父親にチケットを取り上げられたものの、女友達でモデルのアシュリーに頼み込み、彼女のサムと、友人のクリルとともに参加します。
イベント会場にはどんだけいんだっていうくらいホラーマニアが集まっていて、オープニングセレモニーがスタート。
はじめは主催の男が普通に演説しているだけですが、ステージ上でふたりの女性が殺されるのを皮切りに、パフォーマーたちがチェーンソーで襲い始めます。
女性が殺されたのも演出と思っていた参加者たちも、次々と周囲の人間が殺されていくのを見て逃げ惑う。
会場内がパニックになる中、ダックスたちは脱出を試みるという展開。
その様をモニタリングしてる光景が【キャビン】を彷彿とさせるのと、ホラー映画のルールを駆使して助かるというのが【ゾンビランド】っぽい。、
また、他にもホラーのキャラクターや、シチュエーションが他のホラー作品を思い浮かべるんですが、パロディという感じではありませんでした。
貞子だったり、【死霊館】のシスターらしきのや、わかりにくいけど、【ジーパーズ・クリーパーズ】ネタかなと思うものとか出てくるんですけどね。
元々あるコンテンツを改変することでパロディとなるので、どちらかというと
過去のホラー映画をオマージュした作品
ってことになるんですかね。
とはいえ、ルールに関しては、会話の端々に出てくる程度で、あんまり強調はされてないから【ゾンビランド】のようにはピンと来ないかも。
〇〇したら、こうなるよねって感想みたいな感じだし。
それでも、ひとりはぐれたクリルが吸血鬼ゾーンで、惨劇が起きているのを知らないグループと出会って、誘惑されるものの、ある理由で助かる。
しかし、あることをしてしまったことで、後半になって吸血鬼に襲われるというのは様式美で良かったと思います。
全体的にホラーに詳しいというより、多く見ている人はニヤリとできて、そうでない人でもそれなりに楽しめる作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(一応、エンドロールは最後まで見て欲しい)
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