【口裂け女2】
岐阜県で養鶏場を営む沢田家の三姉妹、長女の雪枝(川村ゆきえ)、次女の幸子(岩佐真悠子)、三女の真弓(飛鳥凛)は順風満帆に暮らしていたが、半狂乱となった雪枝の昔の恋人・鈴木が雪枝と間違えて真弓に硫酸をかけてしまう。
深い傷を負った真弓を姉たちは励ますが、同じころ街では連続殺傷事件のニュースで騒ぎになっていた。
シネマトゥデイより。
【口裂け女】の続編という扱いになっていますが、つながりは一切ありません。
『口裂け女』が話題になっていた当時、様々な噂がありましたが、本作では岐阜出身と3姉妹を選択した様子です。
主人公の沢田真弓は末っ子の三女で、養鶏場を順調に営む父、母、美容院で働く長女雪枝、結婚を間近に控えた次女幸子と暮らしています。
真弓自身も陸上部のエースで、憧れの先輩と文通の約束をして、幸せな生活を送っていました。
しかし、養鶏場の大口の取引先の息子が幸子の結婚に逆恨み。
幸子のベッドに寝ていた真弓に硫酸をかけ、騒ぎを聞いてきた母親を殺害、父親に射殺されたことで人生が一変。
正当防衛とはいえ、大口の取引先の息子を射殺したことで、順調だった養鶏場の経営が傾き、父は自殺。
地方の小さな町では、噂になってしまい、どうやら幸子の結婚もなかったことになった様子。
硫酸をかけられた真弓の顔は治すことが出来ず、マスクで顔を隠しながらも、学校に通います。
人気者だった真弓への妬みからの反動は強く、つらく当たられますが、遠距離で文通している先輩には幸せな振りをする真弓。
じわじわと追い詰められていく沢田家。
その頃、町では連続殺傷事件が起きており、赤い服の女が目撃されるんですが、そこにはある真実がという展開。
オーソドックスで驚きのない展開だし、ショッキングなシーンもほとんどありませんが、その分、かなり見やすく、秀作と言っていい作品だと思います。
正直、
怖いというより、悲しいというか、かわいそう
という印象でした。
都市部でなく、地方だからこその状況なんでしょうけど。
もっとも、本当にかわいそうなのは、なんの関係もないのに殺された人たちですけどね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(口裂け女である必要はまったくないんですけどね。)
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