胡桃(阿部菜々実)、由紀(長月翠)、悠里(間島和奏)は、学校で共同生活を送っていた。
しかし、この学校の教室の机や椅子は無残に倒され、床には割れたガラスの破片が散乱しており、さらに彼女たちは痛みを感じない“かれら”の脅威から身を守りながら暮らしていた。
ある日、胡桃と悠里が美紀(清原梨央)を発見する。
シネマトゥデイより。
ゆるふわなキャラクターたちの日常系作品と思いきや、ガチのゾンビホラーだったという衝撃的なコミックが原作の作品。
アニメ版はまだ原作に近いので、第1話でのネタばらしは前情報なしの人には結構衝撃だったはず。
ただ、残念ながら昨今の日本ではホラーはホラーとわかるようにしておかないと、すぐクレームがつくのでポスター等でネタばらしされています。
もうその時点で面白さが半減だと思うんですけどね。
よく推理系作品で衝撃的な真相ってありますが、それがポスターでバレてるようなものですからね。
まあ、その辺は日本のなんでもクレームつけるようになってしまった文化なので、受け入れるしかないですが。
そんなわけで割と序盤に種明かしをされて、なぜか学校に避難物資が備蓄されているという疑問は明かされることなく、校舎に立てこもっている由紀たち。
原作では結構説明されていたり、謎として提示されていたことも提示されません。
展開も割と雑で、キャラクターを掘り下げているようで、全然掘り下げてなく、やたらと恵飛須沢胡桃だけクローズアップされますが、先輩とのくだりばかり。
主人公ってくるみだったっけってなるくらいです。
他にも感動させようとしたんだろうなというシーンがあるんですが、唐突感が強いので、映画が初見の人だといみがわからないんじゃないかと。
原作派にとってはなんだこれだし、映画が初見だと説明不足なので、文字通り、
帯に短し、襷に長し
な作品でした。
見終わった後、すごい何かに印象が似ているなと思ったら、実写映画の【ひぐらしのなく頃に】でした。
内容ではなく、映画としての雰囲気ですが。
オススメ度(10段階)……★★★
(ゾンビ自体はJホラーとしては良い方だと思う。)
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